編集部
スペインサッカー・トップディビジョン「CDレガネス」が DF井手選手と祐森トレーナーが契約 2
2019-03-02
祐森啄矢チームトレーナー
ーCDレガネスと契約した感想と抱負は。
まず日本人鍼灸師として初めて、ラ・リーガのクラブと契約できたことを光栄に思います。
せっかくチャンスをいただけたので、日々努力してここからステップアップし、スペインをはじめ世界中でもっと鍼灸を広めていけたらと思います。
ーチームトレーナーとして、どのようにチームの勝利に貢献したいか。
現在、チームに在籍しているトレーナーさんとは違う目線から少しでも選手の怪我の回復を早め、チームの勝利や選手生命を伸ばすことに貢献していきたいです。
サッカーに全力で取り組む選手たちを見て、どれだけトレーナーのサポートが大切かを改めて実感しました。
またチームとしての環境下は個人での治療とは違い、さまざまなスタッフと意見交換や協力し合えるので選手にとって最善の治療を行えるのではないかと感じております。
ーチームトレーナーとしての仕事は。
主に鍼で選手の怪我治療・予防、痛みを感じる選手がいたらテーピングや手技も使用して治療をしています。
ー日本チームではなく、海外のチームと契約したきっかけは。
アメリカで学校に通っていた頃、知人からバルセロナで開催される世界最大級のジュニアサッカー国際大会、MICに出場するチームに帯同するお誘いを受けました。
その時に初めてヨーロッパでお仕事をさせていただきました。そこから年数を重ねていくうちにスペインでの繋がりがたくさんできて、ヨーロッパのスポーツを舞台に鍼灸を広めたいと思ったのがきっかけです。
ースペイン語はどこで習得したか。
アメリカ・カリフォルニア州に在住している時からメキシコ人をはじめ、中南米の方々にお世話になる機会が多かったので、スペイン語を教えてもらう機会もあり、言語の問題や不安はあまりありませんでした。
さまざまなサッカーチームの選手を治療する祐森(右)
ーサッカー歴は。
5歳からサッカーをやっていました。関西大会ではベスト8にも残り、同じチームメイトにはJリーグでプロになった選手や、対戦相手に宇佐美貴史選手がいたこともありました。
入学した高校にサッカー部がなくて、一旦、サッカーやめましたが、大学に入学して、またサッカーやフットサルをやっていたので、サッカー歴は長いです。
ー他のスポーツでのチームトレーナーの経験は。
自分自身が長年サッカーをやっていたこともあり、プロのスポーツチームのトレーナーとしての経験はサッカーのみです。 治療・帯同が、個人での鍼灸治療では、野球、陸上、バスケットボールなどいろいろなスポーツの選手の治療をさせていただいております。
ヨーロッパを拠点に、現役選手からレジェンド選手、またスポーツクリニックでの治療や帯同の経験があります。
帯同したユースのチームとの記念写真
祐森啄矢
明治国際医療大学・鍼灸学部卒業。アメリカ カリフォルニア州の鍼灸の大学院プログラムで学び、その後、スペインへ移住。
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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。