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特別寄稿

Vol.65 こんなとき、どうする?「親が日本へ本帰国したいと言い始めた。どうすればいいの?」
 アメリカでの医療費や介護費用への不安、そして、円安などの影響により、最近、日本への本帰国についてご相談が増えてきました。40年・50年とアメリカで生活してきた方にとって「リタイア後は日本で暮らす」という決断はかなり勇気が必要だと思います。今回は本帰国する際の日本の住居探しについて、実際の事例を交えてご紹介します。
 
南カリフォルニアから日本に本帰国された
80代のA様ご夫妻

 A様ご夫妻はご主人が84歳、奥様が82歳。50年以上南カリフォルニアに住み、自宅も所有されていました。ただ、もっと高齢になった時の老後の暮らしを考えた時に様々な不安が出てきたそうです。「英語を話すのが億劫になってきた」「車に乗れなくなったら生活が不便になる」「もしも、認知症になってしまったら」「子どもに迷惑はかけたくない」など。そこでお子さんからご相談があり、日本への本帰国に向けて準備を始めました。まずは、どこで住みたいのか(地域)、住居の形態や予算などを伺い、事前にオンラインで何度も打ち合わせを重ねました。その後、お子さんと一緒に奥様が日本へ一時帰国。実際に希望条件に合う物件を数件見学してアメリカへ一旦帰国。その後もオンラインで詳細をやりとりして、今ではご夫婦で日本のサービス付き高齢者向け住宅にお住まいです。周辺にはスーパーマーケットやドラッグストア、病院や郵便局、銀行などもあり、最寄り駅からも徒歩で行ける環境を気に入っていらっしゃるようです。「日本は車がなくても電車とバスが充実しているので行動するにはとても便利です。」

日本の高齢者向け施設は全国に5万以上!
種類も多種多様。選ぶ時は専門家に相談を

 日本への本帰国する場合、やはり住まい探しが重要になります。超高齢化社会となった日本では、高齢者向け施設(いわゆる老人ホーム)は日本全国に5万以上あります。種類も様々で多種多様で、運営母体も行政関連や医療法人、民間企業など、それぞれ異なります。今回は大まかに5種類に分けてご紹介します。
 
 【日本の高齢者向け施設の種類】
①特別養護老人ホーム(特養)
②介護老人保健施設(老健)
③グループホーム
④有料老人ホーム
⑤サービス付き高齢者向け住宅(サ付き)(サ高住)
  
 上記の中でも最近増えてきたのが、サービス付き高齢者向け住宅。サ付き・サ高住と呼ばれています。これらはサービス内容や利用料、契約形態も千差万別です。スタッフの人員体制や企業理念、運営母体の経営状況、スタッフの教育体制、重要事項説明書などを深く理解した上で選ぶことが大切です。入居してから、「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないよう、高齢者向け施設を選ぶ時には「これから永く住む家」として、専門家に相談することを強くお勧めします。家族だけで、ご自分だけで悩まず、専門家のチカラを上手に使いながらチームを組んで前に進んでまいりましょう。
  親御さんにとってもご家族にとっても最善の選択ができるように願っています。
 
 
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ひとくちメモ ~私の母85歳~ No.63
「母に85歳の壁がやってきた。私の心は疲労困憊⑤」

 昨年12月に85歳になった母。今年母の家で数日間過ごしたら、夫と私に限界がやってきた。母は口を開けば私を攻撃(口撃)。私はかなり心をやられてしまい、夫と共にホテルに逃げた。そして、カウンセラーや心理学者、高齢の母親の介護をしている先輩に相談。また、母のことをよく知っている親戚のお兄ちゃんとお姉ちゃんに相談した。いや、相談というより泣いて訴えた。「なぜ、私はこんなひどい目に合わなければいけないのか」。すると、ひとりの方の言葉が私の心に響いた。「お母様は今までのご自分の人生への不満をぶつけるところが文美さんしかなくて暴言を吐いていらっしゃるのね。」(続く)

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