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特別寄稿

Vol.69 こんなとき、どうする?「日本に本帰国したいと言い始めた親。何をどうすればいいの?」
円安の影響もあってか、最近は日本に本帰国したいとのご相談が増えてきました。ただ、ご家族は30年以上、ご本人も50年以上アメリカで生活をしてきた。日本に本帰国する場合、何をどうすればいいのか?手続きが全く分からないとのお声が多く寄せられます。今回は日本で暮らすにはどうすればいいのかを日本の行政の手続きなどを踏まえてご紹介します。

日本国籍があるのか?ないのか?
まずは、この確認からスタート

リタイア後は日本で暮らしたいという希望が増えてきていますが、まず確認したいのは「日本国籍があるのか?ないのか?」これにより各種手続きが大きく変わってきます。日本国籍がある場合は、各種手続きをすればすぐに日本で暮らすことができます。日本国籍がない状態で日本で暮らしたいと思った場合は、在留資格(中長期滞在ビザ)を取得する必要があります。この在留資格を取得するには少なくとも半年以上必要となり、費用も約25万円~30万円くらいかかります。準備期間も入れると通常1年半以上かかると思っていてください。これらに関しては行政書士や弁護士などの専門家に早めに相談することをお勧めします。


アメリカから本帰国して日本て暮らし始めるには、
行政への手続きが必要

最近は日本の高齢者向け住宅(いわゆる老人ホーム)にアメリカから帰国後すぐに入居するケースも増えています。老人ホームによっては日本の行政機関での手続きが全て完了してから入居というところもあります。では、どのような手続きが必要なのかをご紹介します。

 【日本で暮らすための行政機関への手続き】
  ①住民票の取得
  ②国民健康保険の申請
  ③介護保険の申請
  ④介護保険認定の申請
  ⑤介護保険の認定調査
  ⑥要介護度の確認
 
上記はポイントだけになります。それぞれ申請機関や必要書類は異なり、戸籍抄本や戸籍附表などが必要になることもあります。これらの手続きは思った以上に時間がかかります。家族や本人以外でも保証会社などが代理で申請することもできますので、詳しくはお問い合わせください。
 
時代は変わりました。家族だけで介護をする時代は終わりにしましょう。
家族だけで、ご自分だけで悩まず、専門家のチカラを上手に使いながらチームを組んで前に進んでまいりましょう。私達はあなたの応援団です。バックヤードでいつもあなたを思いっきり応援しています。
    
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ひとくちメモ ~私の母85歳~ No.68
「今月86歳になった母。嬉しそうな表情をしています」

母との距離感を掴めてから、お互いに快適に暮らせるようになりました。今は1ヶ月に1回くらいのペースで母の所へ行っています。今月86歳になった母。母のお誕生日は別の予定が入っていたので、少し早めに母の86歳のお誕生日をお祝いしました。母が大好きなブリのお刺身や焼き肉、ケーキを買って母の家で過ごしていると「あやさん!このケーキ美味しいわあ♪」「お母さんの大好きなブリのお刺身をこんなに沢山持ってきてくれたんやね」。ニコニコしながら嬉しそうな表情をしている母。やはり、いがみ合っているより、笑っている方がいい。そう実感した母のお誕生日でした。(続く)

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