日刊サンクラシファイド

ロサンゼルスの求人、クラシファイド、地元情報など

日刊サンはロサンゼルスの日本語新聞です。 記事は毎日更新、求人、クラシファイドは毎週木曜5時更新。

特別寄稿

Vol.35 こんなとき、どうする? 「親の介護は突然やってくる!と言われているけれど。」
 日本の介護業界では「介護は突然やってくる」という言葉がよく使われ、広告などでも頻繁に目にします。ただ、本当に介護は突然やってくるのでしょうか?私の答えはNO!です。介護が必要になる前には兆候が見られ、これから起こることを予測できます。今回は介護にまつわる親子の心理と事前に対応できる事柄をご紹介します。

介護は突然やってくる?」答えはNO!
そこには「親と子どもの心理」が作用している。

 結論として、介護は突然やってくるのではありません。必ず前触れがあります。子どもの気持ちとして「親の老いを認めたくない」という心理が働くので「介護は突然やってくる」と感じられるのです。離れて暮らしていると「親の老い」を目の当たりにすることは、あまりありません。なぜなら、たまに実家に帰ったときには、親は張り切っているので普段の様子は見せません。例えば、高齢になると日々の生活の中で次のような変化が現れてきます。

   ・家の中での階段の昇り降りが怖い
   ・ゴミ出しなど重い物が持ち上げられない
   ・天井の電球の取換えや換気扇の掃除ができない
   ・ナッツやお煎餅などの硬いものが食べられない
   ・早口で話すと聞き取れない
   ・カーペットのヘリなど、ちょっとした段差でつまづく

 高齢になると視力や聴力、手足の筋力など身体能力の低下により「できないことが増えていく」のは自然なこと。ただ、子どもは「元気だった頃の親の姿」を鮮明に覚えているので、親のちょっとした変化に気づきにくいものです。気づきたくないのかもしれません。


「フレイル」を知っていますか?
早めに気づくことで介護状態になるのを予防する。

 「フレイル」とは、健常な状態から介護が必要になるまでの「中間の状態」のことと言われています。具体的には、歳を重ねることで筋力の衰えなどにより疲れやすくなり、家に引きこもるなど、加齢による衰え全般のことを示しています。転倒や脳疾患により、突然要介護状態になることもありますが、高齢者の多くの場合は、「フレイル」の期間を経て、要介護状態に陥ると考えられています。ただ、この「フレイル」の期間に適切な対応を取れば、健常な状態に戻ることができるとされています。予防方法など詳しくは次回以降でご紹介しますが、まずは「フレイル」を知ることから始めてください。
 遠く離れて暮らしていても、少し意識するだけで「親のちょっとした変化」に気づくことはできます。早めに手を打つことで、慌てずに最善の方法を選択していきたいですね。
 
\日本にいる親の介護・実家の処分・相続などは日本のプロに相談/(初回相談無料)
野村不動産パートナーズ㈱を始め各団体・企業と連携した新サービスで、アメリカに現地受付窓口があるので時差を気にせず利用できます。

【総合窓口・日本】一般社団法人Hearth(ハース)/
Email: hearth777@gmail.com /Tel:090-1402-1738 
【米国・受付窓口】NPO法人 愛絆(あずな)サービスセンター/
Azuna Service Center (ASC)/
Email: info@azunaservicecenter.org / Tel:858-380-5899

ひとくちメモ ~私の母83歳~ No.35
「母に杖を持ってもらおう作戦スタート!』の巻

 東京へ呼び寄せ、今年で5年目となった母。交通事故による即死で2年前に突然他界した兄のことも落ち着き、日常の暮らしを取り戻してきた母。そんなある日、母は重い荷物を持った時に膝を痛めて歩けなくなってしまった。杖を持つことを進めるが母は断固拒否!早速、ケアマネさんと作戦会議スタート!「しばらく私は母のことは放っておきます。」(プンプン!私の心の声)「では、私からお母さまにそれとなく連絡してみましょうか?おかわりないですか?とか聞きながら。」「はい!お願いします。」「母は見栄とプライドで生きている人なので、杖はオシャレというのを強調していただけますか。」ケアマネさんがいてくださって良かった!ケアマネさんは天使だ!スーパーマンだ!(続く)

Facebook   Twieet


最新のクラシファイド 定期購読
JFC International Inc Cosmos Grace 新撰組1月 Parexel pspinc ロサンゼルスのWEB制作(デザイン/開発/SEO)はSOTO-MEDIA 撃退コロナ音頭 サボテンブラザーズ 





ページトップへ