七味会恒例の夏セミナーを開催!
2014-06-27
アンディー・松田氏を迎え、「アメリカを知る販売法」を講演
6月27日、米国に進出する日系食品会社で構成される七味会(1980年設立)の2014年度夏セミナーに44人が参加し、トーレンス市のダブルツリーホテルで行われた。今回は、Sushi Chef Institute CEOのアンディー・松田氏をゲストに迎え、『アメリカを知る販売法』という題目で講演を行った。
松田氏は、1984年のロサンゼルス・オリンピックから、寿司が徐々にアメリカ社会でも認知され、日本食業界も売上げを伸ばす転機が訪れたという。このセミナーで松田氏は、未知の世界で商品を理解されるにはどうしたらよいかという難題を整理し、再確認した。
日本の商品を流通に乗せ他国の消費者の手に届くには、幾つもの障壁がある。日本国内で認知された商品が、海外でもすぐ受け入れられるのか?現地語で説明されているか?知識を持っているのだろうか?味を知っているだろうか?簡単に調理できるだろうか?値段は適正だろうか?日本でマイナーなら、海外でもマイナーか?といった疑問数々。海外で火が付いたヒットした商品は幾つもある。今迄の固定概念を白紙に戻す勇気も必要なのかも知れない。既存の競合商品が少ないので、全く新しい価値を見い出すかも知れない。郷にいけば、郷に合う商品がある。その国・人種の食文化を理解し、それにあった食材を考案する必要も出てくる。
現地でのプロモーションで試食や販売のプレゼンでは、食材の味、特に一口目ですべてが決定されると多数のフードショーで活躍されている松田氏は強調した。
米国で日本食を広めようと結成した七味会のメンバーと来賓、夏に恒例の勉強会と親睦会が行われた