ストップ温暖化!自転車に乗ろう!
2015-08-07
エコカーも作る機械技術部の高校生が無料で自転車を整備
ロサンゼルス山梨県人会の笹田さんの付き添いで、サウスベイ各地の日系マーケットなどにチラシを張る作業をする保坂さん
将来のグローバルリーダーを育成するために山梨県、小佐野記念財団、ロサンゼルス山梨県人会が毎年行っている「高校生企画コンクール」の2015年度最優秀賞を受賞した山梨県立甲府工業高等学校機械技術部の保坂亮さん=写真=が、8月8日の土曜日に、トーランス市ミツワのそばのオフィス街で自転車整備を無料で行う。
このイベントは、同コンクールにおいて、保坂さんが地球温暖化の緩和策として自転車に乗ることを提唱した企画にもとづいており、最優秀賞の副賞としてロサンゼルスで企画を実現するチャンスが与えられた。
「山梨県とロサンゼルスは交通手段が車である社会だという点で似ています。しかしロサンゼルスでは自転車の利用者がまだ少ないので、自転車の魅力を発信して利用を呼びかけたいです」と保坂さんは意気込みを語った。
ロサンゼルス内には自転車専用レインが設けられてはいるが、限られた地域だけだ。しかし、利用者が増えれば専用レインも増えて地球温暖化への緩和策となるというのが、保坂さんのアイディアだ。
「自転車は自動車とスピードが違うので、いろいろと新しいお店や発見ができます。自動車のように囲まれていないので自転車に乗っていると気持ちいいですよ。あと良い運動になるので、健康やダイエットにも良いですね。短距離の移動にも便利です」と自転車の魅力を話した。
保坂さんは高校では機械技術部に所属しており、鈴鹿サーキットで行われるエコカーのレースに出場する車も部活の仲間たちと作っている。また日常の活動の一つとして学校の生徒たちの自転車整備も行っている“機械男子”だ。
イベントでは自転車の整備全般、要望があればパンク修理なども可能だという。また来場者には、風車、凧、キティ&富士山コラボのハンカチ、キティ&山梨のご当地グルメ甲府鳥もつ煮のゆるキャラとのコラボ・グッズ、富士山のハガキなどをもれなく進呈!この機会に、ぜひ家で眠っている自転車の整備をして、サイクリングなどに出かけてみてはどうだろうか?
日時:8月8日(土)10am〜正午
場所:438 Amapola Ave.
Torrance, CA 90501
料金:無料(アポ不要)
=Tomomi Kanemaru
お詫びと訂正
8月8日(土)付けの紙面、17面の「ストップ温暖化!自転車に乗ろう!」の本文中に、「山梨県と小佐野記念財団が毎年行っている『高校生企画コンクール』」とありますが、正しくは「山梨県、小佐野記念財団、ロサンゼルス山梨県人会が毎年行っている『高校生企画コンクール』」です。関係者及び読者の皆様に訂正とお詫びをさせていただきます。

