表千家同門会米国南加支部
2017-04-08
利休を同門一同で偲ぶ
大勢の会員らが見守る中、茶湯が行われた
千利休の祥月命日が旧暦2月28日であることから、表千家では現在の3月27日に利休忌の行事を毎年、催している。ロサンゼルスでは、3月26日に表千家同門会南加支部が利休忌をロサンゼルス・リトル東京の日米文化会館の茶室にて行った。
福島香織社中の末盛律代さんが亭主を務め、茶湯を行った。利休の「遺偈」と座像が描かれた掛け軸の前にお茶が供えられると、参加者一同が一礼した。
次に「茶カブキ」が行われた。これは、七代目の如心斎が制定した「七事式」の中の一つで、客が亭主の点てる濃茶を飲み分けて茶銘を当てるという稽古方法。利休忌には「茶カブキ」と「廻り花」を一年ごとに行う。この日は三人の会員が参加したが誰も当たらず、静かに見守っていた会場の参加者たちからは、残念そうな声が漏れた。
また、参加していた千葉明在ロサンゼルス日本国総領事に、表千家同門会南加支部支部長のマック宮崎さんから同会支部名誉顧問の委嘱状が手渡された。
表千家同門会南加支部支部長のマック宮崎さん
千葉明在ロサンゼルス日本国総領事
=T・Kanemaru

