参院選 ロサンゼルスでも「在外投票」始まる
2019-07-10
リトル東京の投票場所で在外投票をする人々=7月7日午前
参院選公示を受け、ロサンゼルスでも在外投票が7月5日から始まった。在外選挙は海外に住む日本人が外国にいながら国政選挙に投票できる制度で、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人が投票することができる。
通常は世界各地の日本大使館や総領事館で行われるが、ロサンゼルスの場合はリトル東京にある日米文化会館が投票場所となっている。
在ロサンゼルス総領事館によると、初日の7月5日と6日は多くの有権者が投票に訪れたという。
7日にサンディエゴから投票に来た夫婦は、今回で在外投票が3回目。以前、他州在住だった時は投票場所までが遠く、郵便等投票も考えたが、プロセスに手間がかかるため投票を断念していたという。
電子投票の実施について聞くと、有権者にとっては便利で投票率も高くなるだろうが「安全に実施できれば」と話した。また今回の争点について「憲法改正です」と答えた。
参院選の選挙方式には「選挙区」と「比例代表」の2種類あり、投票場では2枚の投票用紙をもらう。
「比例代表」には「政党名」または「候補者名」のいずれか一つを書く。もう一つの「選挙区」では、選挙区の「候補者名」を書く。政党名や候補者名は投票場にリストが設置されている。
在外投票の期間は地域で異なるが、ロサンゼルスでは7月14日(日)まで。その後、総領事館職員らによって日本へ運ばれ、21日に開票される。
【在ロサンゼルス日本国総領事館における在外公館投票】
■投票期間:7月14日(日)まで ■投票時間:午前9時30分〜午後5時まで
■投票場所:日米文化会館内1階(ロビー階)
住所:244 S. San Pedro Street, Los Angeles, CA 90012
※手荷物の開披検査等の保安検査を実施予定です。御理解と御協力をお願いいたします。
■持参すべき書類:(1)在外選挙人証 (2)旅券等の公的機関発行の顔写真付き身分証明書
(文・写真 金丸智美)

