米国倫理運動創始50周年 記念式典及び講演会を開催
2023-04-26
倫理研究所USAは4月16日、米国倫理運動創始50周年記念式典及び講演会をダブルツリー・バイ・ヒルトン・トーランスで約160人が参加して行われ、英語圏の参加者にも理解できるようにと英語の同時通訳で会は進行した。
第一部の記念式典では米国と日本の国歌斉唱で始まり、続いて米国における倫理運動草創期の出来事や日本からの講話や書道・短歌の指導の様子を映像で振り返った。その後、歴代会長及び文化部講師の功労者表彰が行われた。さらに、倫理研究所米国事務所の伏木久登所長が米国倫理運動のあゆみを年代別に話された。同会のプレジデント飯田隆氏は「純粋倫理を基本にさらなる活動を展開してまいります」と謝辞を述べた。
米国倫理運動のあゆみは、1947年ロサンゼルス在住の西本夫妻が倫理運動の創始者丸山敏雄先生から手紙による指導を受けたのが最初。1973年にはロサンゼルス分会場開設を契機に組織的な活動がスタート。1984年には『しきなみ短歌会』及び『秋津書道会ロサンゼルス支苑』が発足。現在ではNPO法人『倫理研究所USA』のもと、個人会員組織『南カリフォルニア倫理の会』と法人会組織『カリフォルニア州倫理法人会』が活動を展開している。今では法人会の単会として、米国内ではロサンゼルス倫理法人会・オレンジカウンティ倫理法人会・サンディエゴ倫理法人会がある。
第二部の記念講演は、『日本の心を世界に-大変動の時代だからこそ』という題目で、この式典のために渡米された倫理研究所の丸山敏秋理事長(=写真)はユーモアを交えながら、大変動の時代と倫理運動の関わり方、日本文明の根底にある日本人の精神性を力説した。