協同システム・連合スピーチコンテスト
2024-04-07
1911年創設の日本語学園協同システムの連合スピーチコンテスト(小学部第69回、中学部・高等学部第33回)が3月23日、パサデナ学園が使用している教会の大ホールで行われた。
羅府中央学園、バレー学園、パサデナ学園、第一学園アーバイン校の4校に約160名の生徒が在籍。日本語を第二言語として教えることを基本方針に、毎週土曜日に日本語と日本文化のクラスで幅広く教育している。
当日は、各校から選抜された25人がスピーチコンテストに参加し、小学部低学年では日常の出来事を日記のように、高学年は自分の意見や社会問題に関するスピーチもあり、各生徒の日頃の練習の成果が発揮された。
村方清学園長は、「コロナ禍で対面での連合スピーチコンテストは5年ぶりとなりました。協同システムは読み書きだけではなく、聞く話すことも重視しています。実用的な日本語を学んでいただきたいと思っています。スピーチが重要なのは、英語だけでなく、日本語でも自分の意見を述べることができるバイリンガルになって欲しいと思うからです。人前で話すというスピーチコンテストで自信をつけていただきたい」と激励の挨拶をした。
6人の審査員により最高得点特別賞に選ばれたのは小学部門の水田泉さんの『日本とアメリカで友達の作り方の違い』、中高等部門の大泉美和さんの『のびたラーメンはおいしくない』というそれぞれの題目でスピーチした。最高得点の二人には盾と副賞としてギフト券が贈られた。
◆各部門の最高得点は次の通り
☆小学部低学年 川上理沙さん
☆小学部高学年 水田泉さん
☆中学部 ソウ海美さん
☆高等学部 大泉美和さん
小学部門の最高得点の水田泉さんと鳴海リチャード理事長(右)
中高等部門の最高得点の大泉美和さんと村方清学園長(右)