在ロサンゼルス日本国総領事館 令和5年度外務大臣表彰伝達式
2024-05-03
アキコ・ボーランド氏が受章
令和5年8月16日(日本時間)外務省は、令和5年度外務大臣表彰の授章者を発表しました。在ロサンゼルス総領事館管轄区域関係者ではアキコ・ボーランド氏ほかが受章しました。これを受け、当館は、令和6年4月5日アキコ・ボーランド氏に対し令和5年度外務大臣表彰を授与しました。
外務大臣表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する日本国民の理解と支持を一層深めることを目的としています。
アキコ・ボーランド氏の表彰理由は以下のとおりです。
《経歴・表彰理由》
ボーランド氏は、いけばな小原流サンディエゴ支部の初代支部長として生花指導者として半世紀以上にわたり積極的に活動し、生花の普及・発展に尽力してこられました。当地のコミュニティ・カレッジでは50年以上にわたり生花講師を務め、これまでに受け持った生徒の数は数千人にのぼります。文化背景や人種の垣根無く生花指導にあたり、生花の普及・発展のみならず当地での親日家・知日家を育て、日米の相互理解促進に大きく貢献されました。
ボーランド氏の個展は女性単独による個展として話題を呼び、当時のカリフォルニア州知事であったグレイ・デイビス氏より表彰を受けました。またこの功績を称え、当時のサンディエゴ市長、在ロサンゼルス総領事表彰(平成13年)、サンディエゴ名誉総領事、そしていけばな小原流最高顧問の小原稚子氏より感謝状を受けました。
ボーランド氏の著書はアメリカのみならず様々な国の生花団体の会員や生徒にも広く教材として知られ利用されており、国や団体を超えての日本文化への理解促進に大きく貢献しています。
ボーランド氏の、日本と米国の相互理解の促進への貢献を称え、この度外務大臣表彰授章の運びとなりました。
表彰状を掲げるアキコ・ボーランド氏と曽根健孝在ロサンゼルス日本国総領事