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◎〔米雇用統計反響〕雇用失速、9月の利上げ観測後退
BMOの米国主任エコノミスト、スコット・アンダーソン氏=7月の米雇用統計は大きく期待を裏切る内容となった。景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比2万3000人減と予想外に減少したほか、過去2カ月間では10万3000人下方修正された。非農業部門の就業者数が減少するのは2月以来初めて。
消費者にとってさらなる悪材料となったのは平均時給の伸びだ。7月は前月比0.1%上昇と、6月の0.3%から鈍化し、市場予想の0.3%上昇も大きく下回った。前年同月比の伸び率も3.2%上昇と、6月の下方修正後の3.4%から鈍化した。これは、パンデミックが始まった2020年2月以来、最も低い伸び率となる。
一方、やや明るい材料としては、雇用者数が低調だったにもかかわらず、失業率が0.1ポイント低下し、4.1%となったことだ。ただ、内訳は芳しくなく、労働参加率は61.4%と低下した。米国の労働力人口は過去2カ月で約100万人減少した。
7月の雇用統計は、雇用創出の面で米連邦公開市場委員会(FOMC)や市場が再び米連邦準備制度理事会(FRB)の二つの責務のうち労働市場に目を向けるのに十分なほど弱い内容だった。特に、来週発表される消費者物価指数(CPI)が落ち着いた内容となれば、その傾向は一段と強まるだろう。今回の雇用統計は、利上げ観測を確実に後退させ、9月のFOMCで政策金利が据え置かれる可能性を高めた。われわれは、年内に利上げはないとの予想を維持する。中間選挙が近づく中、平均時給の伸びが物価上昇に追いつかなくなり、新規雇用の獲得が難しくなるため、多くの消費者は引き続き苦境に立たされるだろう。こうした労働市場の悪化は、第3四半期の実質個人消費の伸びに一段と重くのしかかると予想する。
◎〔米雇用統計反響〕雇用失速、9月の利上げ観測後退
BMOの米国主任エコノミスト、スコット・アンダーソン氏=7月の米雇用統計は大きく期待を裏切る内容となった。景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比2万3000人減と予想外に減少したほか、過去2カ月間では10万3000人下方修正された。非農業部門の就業者数が減少するのは2月以来初めて。
消費者にとってさらなる悪材料となったのは平均時給の伸びだ。7月は前月比0.1%上昇と、6月の0.3%から鈍化し、市場予想の0.3%上昇も大きく下回った。前年同月比の伸び率も3.2%上昇と、6月の下方修正後の3.4%から鈍化した。これは、パンデミックが始まった2020年2月以来、最も低い伸び率となる。
一方、やや明るい材料としては、雇用者数が低調だったにもかかわらず、失業率が0.1ポイント低下し、4.1%となったことだ。ただ、内訳は芳しくなく、労働参加率は61.4%と低下した。米国の労働力人口は過去2カ月で約100万人減少した。
7月の雇用統計は、雇用創出の面で米連邦公開市場委員会(FOMC)や市場が再び米連邦準備制度理事会(FRB)の二つの責務のうち労働市場に目を向けるのに十分なほど弱い内容だった。特に、来週発表される消費者物価指数(CPI)が落ち着いた内容となれば、その傾向は一段と強まるだろう。今回の雇用統計は、利上げ観測を確実に後退させ、9月のFOMCで政策金利が据え置かれる可能性を高めた。われわれは、年内に利上げはないとの予想を維持する。中間選挙が近づく中、平均時給の伸びが物価上昇に追いつかなくなり、新規雇用の獲得が難しくなるため、多くの消費者は引き続き苦境に立たされるだろう。こうした労働市場の悪化は、第3四半期の実質個人消費の伸びに一段と重くのしかかると予想する。
















