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◎〔米雇用統計反響〕労働市場に危険信号なし
BMOの米国主任エコノミスト、スコット・アンダーソン氏=6月の米雇用統計の伸びは、市場予想以上に鈍化した。米経済が6月に創出した非農業部門の就業者数は、わずか5万7000人増にとどまった。また、5月の雇用者数の伸びは17万2000人増から12万9000人増へ下方修正された。
ただ、これは当社が推計する月間雇用増加数の損益分岐点にかなり近い水準だ。そのため、今回の雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ対応から目を離さざるを得なくなるような労働市場の危険信号を示すものではない。
雇用の伸び鈍化を一部相殺したのは、米失業率が5月の4.3%から4.2%に低下したことだ。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)にとって重要なのは、現在の労働市場に依然として余剰がほとんどないということだ。4.2%の失業率は、米経済が完全雇用の状態にあることと整合的である。
今回の雇用統計は、米労働市場がFRBにとって差し迫った懸念材料ではないとするFOMC内の見方を大きく変えるものではないだろう。とはいえ、原油価格の下落に加え、現在の雇用増加ペースでは労働市場がインフレ圧力を大きく高める可能性は低いことから、FRBによる利上げリスクはここ数週間でやや後退したと考えられる。(ニューヨーク時事)
◎〔米雇用統計反響〕労働市場に危険信号なし
BMOの米国主任エコノミスト、スコット・アンダーソン氏=6月の米雇用統計の伸びは、市場予想以上に鈍化した。米経済が6月に創出した非農業部門の就業者数は、わずか5万7000人増にとどまった。また、5月の雇用者数の伸びは17万2000人増から12万9000人増へ下方修正された。
ただ、これは当社が推計する月間雇用増加数の損益分岐点にかなり近い水準だ。そのため、今回の雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ対応から目を離さざるを得なくなるような労働市場の危険信号を示すものではない。
雇用の伸び鈍化を一部相殺したのは、米失業率が5月の4.3%から4.2%に低下したことだ。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)にとって重要なのは、現在の労働市場に依然として余剰がほとんどないということだ。4.2%の失業率は、米経済が完全雇用の状態にあることと整合的である。
今回の雇用統計は、米労働市場がFRBにとって差し迫った懸念材料ではないとするFOMC内の見方を大きく変えるものではないだろう。とはいえ、原油価格の下落に加え、現在の雇用増加ペースでは労働市場がインフレ圧力を大きく高める可能性は低いことから、FRBによる利上げリスクはここ数週間でやや後退したと考えられる。(ニューヨーク時事)
















