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コラム

今月の庭仕事
今月の庭仕事 Lesson 33

2010-11-16

 もう、チュウリップの球根は冷蔵庫に入ってますか?

 植える時には、穴を少し深めに掘り、元肥(球根を売っているお店には、球根用の遅効性肥料も置いてあるでしょう)を入れ、根が直接元肥に触れることのないように、土を入れてから、その上に球根を置くようにしてください。肥やしは薬と同じで適量で効き、多すぎると植物は死んでしまいます。

偉そうに書いてますが、最初は私も、「ん!?こんな少しで大丈夫かな…もう少し…」という具合に説明書を無視して、ずいぶんとプラントを殺した経験があります。説明書は、必ず読むようにしてください。

 さて、11月に入り気温も下がり始め、落葉果樹などは葉が変色して、落ち始めていることと思います。葉が全部落ちてしまえば、枝振りがよくわかるはずです。つまり剪定にはもってこいの季節です。それともう一つ、ドーマントスプレーの季節でもあります。あえて言うならば、冬眠スプレーとでもいいましょうか。

 来年の落葉果樹の縮病(葉がちじれてしまう病気)を未然に防ぐためのもので、とても重要な今月の仕事です。花が咲く直前までに3回スプレーしなければなりません。間隔は等分です。少し前まではライムサルファー、または、サルファーと、硫銅酸、(ファンガスコントロール)、それと、園芸用オイルを混ぜ合わせたものをスプレーしていました。しかし、最近、法律が変わり、サルファーが使用できなくなりましたので、残りの2種でスプレーしてください。他に注意しなければならないのが、スプレーをする前には、土に十分散水しなければならないということを忘れないでください。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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