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コラム

後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第227回 グレンデールに抗議しよう

2013-06-11

 LA北郊のグレンデール市議会が一昨年に採択した「韓国人慰安婦の日」、七月三十日に合わせ記念碑の除幕式を行います。
 除幕式は同市Glendale Central Library(S.Brand& E .Harvard)の前で行われ、市長、市議、韓国系関係者らの出席が予定されています。
 市議会の過半数(三人)を占めるアルメニア系市議と市長に、韓国系住民(約一・三万人)が働きかけて決めた事案です。
 独断は他にもあります。
 「韓国人慰安婦の日」を決めた市の宣言文に「旧日本軍慰安婦は日本政府に強制された売春」という一方的な表現があるのです。
 かつて韓国兵がベトナムで犯した民間人大虐殺や強姦の数々を棚にあげ、議論を避ける日本人だけを極悪人扱いするのは惨い仕打ちです。
 強いられた性の奴隷も、騙されて慰安婦になった女性も、志願の売春プロもいたことでしょう。日本人が関わっていないなどとはいいません。
 学者の日韓合同研究による事実の開示以外、何ひとつ断定すべきことではありません。
 女性の性は死と隣り合わせの兵士の逃避場所で、敵を殺す行為と同じ必然の悪徳です。許しがたい現実です。
 確認された記録によると、ナチ・ドイツにも三万四千百四十人もの強制売春婦がいたそうです。
 強制的に連行したポーランド女性や強制収容所のユダヤ女性を売春婦に充てていました。
 オスマントルコ領で、アルメニア人約百五十万人が一九一五年から一七年にかけてトルコ軍に虐殺されました。
 アルメニア人は惨劇を記憶に留めようと、世界百三十九ヵ所(米国二一ヵ所、フランス三五ヵ所、アルメニア二五ヵ所など)に記念碑を建てトルコを弾劾しています。
 七十年前の朝鮮半島で起きた韓国慰安婦の悲劇に、アルメニア系市議らが同じ被害者意識で同情し、LA総領事館や在米邦人等に事実確認もせず記念碑の建設を承認したのです。
 City of Glendaleのホームページ左欄下方のContact usから市長Dave Weaver,市議のFrank Quintero, Ara Najarian, Laura Friedman氏らに向けて、記念碑の撤去を強く求めようではありませんか。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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後藤英彦

一九六四年時事通信社入社。旧通産省、旧農林省、旧大蔵省を担当後、ロサン
ゼルス特派員。本社海外部次長。途中希望退社して盛岡大学客員教授、評論活
動。二度目の来米でジャパン・ジャーナルを主宰。講談社、エルネオス系を中心
に寄稿中。主著に「日本をダメにした官僚の大罪」(講談社)。中大法学部法律
学科卒業。福岡県出身。グレンデール在住。

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