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コラム

今月の庭仕事
Lesson 34

2010-12-03

 レッスン32で、バクテリアの活動が、気温の低下とともに不活発になることが原因で、成長が遅くなり、肥やしが効きにくくなることを例を使って書きましたら、「植物の根には、三角の穴が開いているのですか?」と、さっそく質問の電話です。いやー、まいりました。肥料を播く時の、注意点をわりやすく書いたつもりだったのですが…。私の書いたコラムを読んだ人が、「三角の肥やし、ありますか?」なんて、お店で聞いいたらえらいことになるので、ちょっと補足します。

 窒素(N)を例にとりますと、有機体:ブラッドミール、コットンシードミール、フィシュミール,ステアマニュア、チキンマニュア等、無機体:アンモニア液、硫安、硝酸アンモニア、リン酸アンモニア、硝酸石灰等に分けられます。植物に吸収されるためには、硝酸体にならなければなりません。土壌中のアンモニア化成菌や硝酸化成菌の働きに頼らなければなりません。

 本当なら、プラスイオン、マイナスイオン、土壌の養分保持力(プラスイオン交換容量)なんて化学の話もしないといけないのですが、ここではこれらの微生物の働きが、低下するために、肥やしの効きが悪くなると理解してくれれば良いと思います。
 さて12月も始まりましたが、チューリップの球根は冷蔵庫に入ってますか?12月の中旬ごろ植えれば、来年の春はソルバングばりになっていることでしょう。

 もうそろそろ、ベアルーツのローズや落葉果樹が出回り始める頃ですが、新しく植える予定がありますか?植える時の注意点は、水分を含んだ土を根に密着させることです。袋に書いてあるとおりに、植えてから幹の周りにマウンドを作って水をかけるのもいいですが、水と土を混ぜながら、その中にベアールーツを植えたほうが、エアーポケットができにくいと思います。お水は出し過ぎないように。もちろん、深植えには十分注意して下さい。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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