今月の庭仕事
Lesson 41
2011-03-08
♪咲いた,咲いた、チューリップの花が〜♪、昔、昔、こんな歌を習ったような気がしますが、皆さんの庭野チューリップさん、順調に育ってますか? 綺麗な花が咲いたら、写真でも撮って日刊サンまで送って下さい。
このコラムを読んでチュウリップを植えた方がいらっしゃいましたら、どんなチューリップを咲かすことができたのか、とても興味があります。もし写真をお送りいただきたら、何枚か選んで、このコラム枠に掲載させていただきます。皆で楽しみましょう。
自分で植えた花とガーデナーさんに植えてもらった花、咲いた時の感激は、自分で植えた花の方が格段に上です。この感動を味わいたければ、花植えはガーデナーさんにさせないで、自分で植えましょう!これから、夏用の花や野菜を植える時期です。決して、ガーデナーさんの仕事の量を減らそうなどというつもりではないのですが…。
さて、今回は、バラの害虫についてお話します。花の蕾に付く「エイフィス」、葉に付く「レッドスパイダーマイト」、葉と花に付く「スリップ」が有名です。エイフィスは、高圧の水で吹き飛ばしましょう。レッドスパイダーマイトが付くと、葉が白くすすけたようになります。通気が悪く、乾燥して、温度が高い、これが繁殖の条件ですので、この害虫も水で吹き飛ばしましょう。ただ水をあてるだけではだめで、葉の裏側にみずがあたるように心がけて下さい。夏、気温が上がってきたら、週に2回ほど朝に水で飛ばせば、被害がなくなるでしょう。
スリップは、葉(若葉)に付くと針状の穴があき、とても見苦しくなってしまいます。花に付くと、綺麗な花を咲かせてくれません。殺虫剤をスプレーする場合は、上から下へ、開きかけた花の中に入るようにして下さい。綺麗な葉がなければ、綺麗な花は咲きません。土の中の養分や水分を吸収するエネルギーは、葉の光合成によって作られるからです。
最後に、咲き終わった花を切る時に、5枚葉のとこから切ると(気温にも左右されますが)、だいたい60日後に再び花が咲きます。「母の日」のプレゼントにするなら、今、切りましょう。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟・購買部会長の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いています。次回は、3月23日付けに登場です。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。