今月の庭仕事
Lesson 46
2011-06-18
前回、柑橘類のフルーツツリーの若葉を縮れさせる害虫について書きましたが、フェロモントラップを仕掛ける時には、私も一応“オス”ですので、心が痛みます。“FEEL GUILTY”とでも申しましょうか…。非常に後味が悪い。
特に、トラップの中を覗いてみた時、シトラスリーフマイナーのオスがいっぱい捕らえられているのを見ると、思わず手を合わせてしまいます。ごめんなさい、アーメン。本能の趣くままに生きることができない世界が虫の世界にまで広がっているのですね。
この虫の被害を表現しますと、若葉がデコボコになって、葉の表面にカタツムリが歩くというか、はったような跡が見えるので、すぐにわかると思います。
さて、野菜セミナーで購入された野菜、調子はどうですか?植えた時にちゃんと、元肥を入れましたか?もうそろそろ追肥の時期だと思います。きゅうりは、実がなり始めたころが追肥の時期です。
もちろん、それまでに野菜セミナーで習ったこと、下から5段目までの、わき目は手で摘み取ります。最初の2〜3本は取って捨てて、幹の成長をうながします。追肥は、ちゃんと土に混ぜてください。この後の追肥は、10日〜14日ごとにあげましょう。
トマトもわき目をとること、忘れないでください。主枝も支柱と同じくらいになったら、先を摘みとります。追肥は、トマトの実が卓球のボールと同じ位のおおきさなったときに土に混ぜて、後の追肥は10日〜14日ごとにあげてください。
害虫は、水、園芸ソープ オイルまたは、実の生るフルーツやヴェジタブルに散布することができる殺虫剤を使用してください。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟・購買部会長の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いていて、失敗&成功例まで経験豊富!
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。