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コラム

今月の庭仕事
Lesson 51

2011-09-10

 今回は、多くの家で見られる観葉植物について考えてみたいと思います。「だいたい観葉植物ってなんだろう?」と考えるとあまりハッキリしていなくて、“家やオフィスに置かれている植物”という輪郭だけがぼんやり見えてくるだけみたいですね。
 観葉植物と言えば、大きな葉っぱのゴムの木やファイカスベンジャミナなどが浮かぶのではないでしょうか。けれど、よく見回してみると他にも様々な植物が家やオフィスに飾られています。ゴムの木類、観音竹、フィロデンドロン、ディフェンバキア、カラジウムなど“葉”が主なものです。また、胡蝶蘭、ブロメリアッド、シンビディウム、チャイニーズホワイトフラッグなど花の咲くものも、一時的ながら鑑賞されています。
 まだ一般的ではないけれど、観葉植物として家やオフィスなどに持ち込んでも充分にその役割に耐えられるものもあります。八手 (やつで)や石蕗 (ツワブキ)などの戸外の濃い陰に育つようなものです。

 さて、これらの植物を上手に育てるのにはどうしたらいいのでしょうか? まず強調したいことは、どの植物をとってみても、もともとは“屋外”に生息するもので、彼らにとっては嫌々ながら連れてこられた、いわゆる“拉致されてきた環境”に生活させられているということです。
 例えばお日さまが足りない、空気が乾燥しすぎている、風通しが悪い、暑すぎる、または寒すぎるなどなどです。おまけにこれら全ての要因があてはまる状態の場合は、もう彼らにとっては最低です。
 では、環境を少しでも改善するのにはどうするべきでしょうか?
 次の点に注意すれば少しは改善されます。鉢はできるだけ明るい場所に置き、ときどき水―できたら白い斑点を残さないために蒸留水(Distilled Water)―を使って葉にスプレーし、天気がよければ少し窓を開け、暖冷房器の近くを避けます。最後に、鉢の下におく水の受け皿に溜まる水はすぐ取り除くことです。または、石ころなどを置いて、鉢の底がその水に浸からないようにしましょう。
 以上のことを実行できれば、観葉植物は私たちの生活環境にやわらかな潤いを与えてくれるでしょう。

■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟会員の白澤まことさん。野菜セミナーやNTBの「チャレンジ・ザ・ガーデニング」に出演している。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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