今月の庭仕事
Lesson 52
2011-09-10
夏の一年草(アニュアルフラワー)として、マリーゴールド、バーベナ、ぺトゥニア等を植えた方も多いと思いますが、調子はいかがでしょうか?季節の花ですから、地ごしらえをちゃんとしていればグングン育つはずです。
■調子がよすぎて、他のプラントに被さっていませんか?
■スプリンクラーの周りが大きくなりすぎて、他のプラントに水が掛かりにくくなってませんか?
■植える時に、ネームタグに書かれているプラントの情報を読みましたか?
どれくらい高くなるのか、広がるのか、花の開花期間、植える時の間隔、植える場所の日照時間、水の要求度、肥やしの回数などなど、 ポットにそのプラントだけを植える場合と違って、地面に直接植える場合は、もうすでに植わっている他のプラントに注意しながら植えましょう。生えたくもないところに“無理やり植えられる”わけですので、最低限、育ちやすい環境を作るように努力すること忘れないでください。
環境が悪いと何をしてもダメな場合が多いです。プラント自体も病気に対する抵抗力が著しく低下します。プラントさんは、話せないので色の変化や形状の変化(しおれる)でシグナルを出すので、見逃さないように気を付けてください。
地上部は見ることができるので変化に気付くことは容易ですが、地下の部分は、“地上部の変化から読み取る”以外にないので大変です。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
上に記したアニュアルフラワーの場合、一番たいせつなのは、「枯れた花は切り取る」ことです。
バラと同じで、花が咲き終わってもそのままにしておくと種を作ってしまいます。そうすると、本来は次の花にいくべきエネルギーが種の方へいってしまいます。そして結果として、花が少なくなります。
見た目もよくありません。庭で一番嫌われるが茶色です。一度、枯れた花を全部切り取ってみて下さい。見違えるようになることうけあいです。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟・購買部会長の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いていて、失敗&成功例まで経験豊富!
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。