今月の庭仕事
Lesson 53
2011-09-10
もう9月になってしまいました。ちゃんと地ごしらえされた所に、植えられた一年草(アニュアルフラワー)は、まだ元気でいっぱい花を咲かせていることと思います。しかし、9月は冬の準備を始める月でもあります。
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「いつ夏のアニュアルフラワーを引っこ抜こうか?」と、毎年頭を悩ましています。9月はまだ暑い日が続きます。10月に入って、インディアンサマーが来ることもあります。
我が家の話ですが、2日~3日に1回位ですが、仕事を終えて帰宅後、家に入る前に、マリーゴールドの花が終わったら種を作る前にちゃんと切り取って肥料も定期的にやっていたら、ハローウィンまで元気に咲き続けたこともありました。たぶんその年は特に暑かったのでしょう。けれど、その年の冬のアニュアルフラワーは調子良くなかったように記憶しています。暖かいうちに植えることができなかったことが原因です。
葉や花の蕾が小さくなったり、茎が細くなり始めたのなら、たとえ蕾がいっぱいあっても綺麗な花は望めませんので、心を鬼にして抜いてしまいましょう。抜いてしまえば話が前へ進みます。
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さて、アニュアルフラワーだけでなく、球根の季節も到来です。植える前に2ヶ月間の冷蔵を必要とするもの、植える前に一晩水につけるもの、殺菌を必要とするもの、植える深さなど色々とありますので、付属の説明書を充分に読んで対処してください。
ペレニアル(*)では、アイリスの区分け(植え替え)と,ジェラニアムの選定です。アイリスの場合は、掘り起こしたら、外側の部分が新しい根ですので、そちらの方を使用してください。ジェラニアムは,1月や2月に霜がおりてきたときに、上部に新しい葉が茂っているように選定してください。
*ペレニアル:宿根草(シュッコンソウ)のこと。花が咲いたり実がなったりした後、地上部は枯れても地下部の根は枯れることなく休眠状態となり、毎年芽を出して花や実がなる植物のこと。
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■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟・購買部会長の新垣安徳さん。「今月の庭仕事」の18回目から、自分の経験を元にコラムを書いていて、失敗&成功例まで経験豊富!
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。