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コラム

今月の庭仕事
Lesson 57

2011-12-30

 秋です。この時期になると自然は澄んだ素晴らしい大気と艶やか模様の紅葉を見せてくれます。そして、全てが静かになる冬の前のひと時、人は秋に冬の寂しさを紛らわせるのに少しばかりの花を鉢に植え、そうして春の輝きを期待するかのように球根を土におろします。
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 では、私たちにとっては寒い冬ですが、そういう中で元気に花を咲かせてくれるものにはどんな種類があるのでしょうか。また、球根類はどのように世話すれば、新鮮な花を春に咲かせてくれるでしょうか。もちろん、ここでは多くの草花をとりあげるスペースはないので、代表的なものを取り上げてみます。
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 今頃、店先で一番目につくのがパンジーやバイオーラ類ではないでしょうか。サイズが小さいので鉢植えにも適当でしょうし、日当たりがよくて深植えを避ければ、春まで賑やかに咲いてくれます。気温が上がってくると間延びして、見てくれは悪くなりますので、他のものと植え換えたほうが得策です。
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 育てるのに必要な他の条件は、例えば、土、肥料、水遣りなどは他の草花と同じと考えてよいでしょう。日本などでよく見かけるシクラメンなども冬の花です。少し浅めに植えて、窒素分の多い化学肥料は控えてください。もし屋内で鑑賞するのでしたら、暖房などの近くは避けてやりましょう。
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 さて、秋に植える球根は、大体、花が咲くのが春ですから、気長にやらないといけないのですが、それでも冬を越して蕾ができて花になる新鮮さは格別でしょう。
 チューリップ、ヒヤシンス、それにアメリカで一番よく売れるラナンキュラスなどがあります。こういう球根類を粘土タイプの地に植える時には、指示書に書いてあるより浅く植えるか、盛り土にして植えてください。深く植えすぎると出てくる芽が小さくなる可能性があります。
 少しの手間で咲いてくれる花々で日々の潤いを楽しみましょう。
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■今回のコラムニスト:さつまっこの南加庭園業連盟会員の白澤まことさん。野菜セミナーやNTBの「チャレンジ・ザ・ガーデニング」に講師として出演している。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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