今月の庭仕事
Lesson 58
2011-12-30
11月に入り、デーライトセービングタイムも終わり、ずいぶんと日が短くなりました。落葉樹の葉の色も変わり始めて、ようやく秋らしくなってきました。落葉で庭が汚れますが、あの光景が一番、季節の移り変わりを感じることができるのではないでしょうか?秋の風情を楽しむ余裕を持ちましょう。
仕事で落ち葉も集めますが、場所によっては、「ここは必要ない」と思っている所をヘルパーがブロワーを始めてしまい、「ヘッジの下はしなくていい、前の方だけでして」と支持しました。「片付けるのに時間が掛かってしょうがない」と、ぶつくさつぶやきながら落ち葉を集めていると、一枚の紙切れが目について…見てみると、50ドル札! 「オーイここから、最後までヘッジの下、全部、奇麗にブロワーしろ!」という具合に、“男心と秋の空”、変わりやすいのが人の心です。
さて、この落葉ですが、南加庭園業連盟の教育セミナー講師の白澤まことさんもおっしゃっていましたが、花や実のなる木の葉はリン酸を含んでいます。これを利用しない手はありません。私の場合、落ち葉と芝を一緒に刈って、それをバラやフラワーベッドにまいています。もちろん葉が病気に侵されていたり、ウィードキラーをスプレーしてある周辺の芝は使いません。アボカドの落ち葉はそのまま木の周りに集めておいて置きましょう。無理して他の木の落ち葉まで集める必要はありません。
上記で、“落葉の風情を楽しもう”と書きましたが、落葉果樹の葉がすべて落ちたら、ドーマントスプレーをしなければなりません。これは、しいて言えば、休眠期間中の落葉果樹に対する病害虫駆除のための薬剤散布でしょうか。薬剤も1つだけだと対処できる範囲が限定的(パートDのスタンダードプラン)でも、他の薬剤と混ぜることによって対処できる範囲が広がります(パートDのゴールドプラン)。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。