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コラム

龍馬ゆかりの人々
第55回 龍馬!海を渡る

2012-02-21

更新日: 2012/02/21 | コラム名:龍馬ゆかりの人々

 時の流れは速く、アメリカに龍馬会が発足して5年の歳月が流れた。5年前、日本の東京會舘で龍馬ゆかりの人たちが私の叙勲を祝う会を開いてくださった。日本薬学会の創立者である長井長義博士の伝記を出版した折、初めてお目にかかった五味澄子夫人のお声がかりで幕末の志士たちの子孫たちが出席された。五味夫人は勝海舟の曾孫にあたり、長井長義博士のご長男のお嫁さんは勝海舟のお孫さんである。
 そのお子たちは終戦までそれぞれ爵位を保ち栄華の暮らしをされた一族で、戦後から現在まで延々と誇りと家訓を守り、一族郎党の親睦を続けている。龍馬あっての海舟と咸臨丸の子孫との誇りを保っている心意気におおいに感銘を得た。「アメリカに、是非龍馬会を作ってください」 と五味夫人 から言われたことがLA龍馬会の発足になった。龍馬会は、全世界で120を超えている。今年は下関市で開催の予定でその土地での新しいエピソ-ドが発掘されることであろう。

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LA龍馬会の2012年新年会=2月4日、都ハイブリットホテル


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飯沼星光LA龍馬会会長から(写真左枠内) LA龍馬会は創立5周年を迎え、龍馬の“龍年”にあやかり、一層の飛躍を飛躍をなすべく、いろいろな行事・活動を企画しています。
 4月…関西落語の重鎮、桂三枝師匠の落語「ゴルフ夜明け前」(龍馬が西郷隆盛や近藤勇たちにゴルフを教える)を聞きながら、日本の夜明け前に駆け抜けていった龍馬の業績を顕彰する講演会。
 6〜7月…龍馬の「日本を今一度せんたくいたし申し候」の言葉を今様に解釈し、龍馬が生きておったら明治はどうなっていただろうか。龍馬は何をしたであろうか。また若し龍馬が今生きていたら、「今の日本をどう変えるだろうか」などの勉強・討論会。
 10月…下関で催される全国龍馬ファンの集い「下関大会」に、昨年の高知大会に海外からの唯一の龍馬会として17人のメンバーが参加した如く、LA龍馬会員の参加を予定。
 今年の新年会には、大勢の女性も参加されました。これも福山雅治の龍馬伝のお蔭ですか。そこで、今年は“女性の龍馬ファンの集い”、称して「乙女の会(仮称)」創立を企画します。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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飯沼信子

著述家。静岡県沼津市生まれ。歴史の中に埋もれた、海外で活躍した日本人、
その妻らを取り上げ、「野口英世の妻」「高峰譲吉とその妻」等の本を著す。
2006年、その功により、日本政府より旭日単光章を受章。日本ペンクラブ会
員、日本エッセイストクラブ会員。ウエストヒルズ在住。




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