後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第198回 出会い系サイトと男女の関係
2012-11-14
不倫系出会いサイトの普及で、男女関係は乱れ目を覆うばかり。モラル、プライバシーなどあってないかのよう。
ベルギーの首都ブリュッセル市内にチャールズ英皇太子、ベルギー国王アルベール二世、ビル・クリントン元米大統領の顔写真を並べた巨大広告塔がこのほど、建てられました。
写真の上に「彼らの共通点は?」と書かれています。
米国の不倫系出会いサイト「アシュリー・マディソン」の広告塔で、キャッチコピーは「彼らもアシュリー・マディソンのウエブサイトにアクセスすればよかったのに」。
アシュリー・マディソンは「人生は短い、冒険しよう」と語りかけ既婚者の不倫相手を紹介するサイト。
PR効果のある皇太子、国王、元大統領の顔写真を広告塔にどアップ掲示。プライバシーなど糞食らえとばかり人の名誉、自由を犠牲にしてのやりたい放題。
表現の自由を振りかざす不倫系出会いサイト。ちとやり過ぎちゃあいませんか。
日本の不倫広告に天皇の顔を使ったり貴人を茶化すなんてのは、剛毅な電通でさえ絶対にやりません!
不倫系出会いサイトを愛用するのは夫に不満の既婚層。慎み深い大和撫子は一体、どこへ行ったのでしょう、嘆かわしい限り。
既婚層を追うように児童も出会いサイトに走っています。
女子高生のなかには、売春で大人顔負けの稼ぎをしている例もあるくらい。
「改正出会い系サイト規制法」は、サイト運営者に〝未成年でない″ことを確認する義務を課しています。
掲示板を設置するにも公安委に届け出なければならないし、法に違反すれば最高一年以下の懲役が科されます。
しかし、売春児童の九九%以上が携帯電話を利用、大人の事情どこ吹く風と、出会いを楽しんでいます。
携帯電話を購入する児童にはフィルタリング機能が義務づけられるが、当局の規制をあざ笑うように児童買春は増え続けています。
美しい日本は欧米とともに堕落の坂をまっしぐら・・。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。