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コラム

Alice in WINEderland
Vol. 22 Turkey Pairing Wines

2013-01-21

 

 10月28日(日)、閉店後の深夜、Restaurant 2117にて、西海岸ワイン族・West Coast Wine Community の第3回役員会合が開催された。今回は、サンクスギビング・ワイン、特に「ターキーとビーツに合わせるCAワイン」にフォーカスを当てたテーマを設定。各自がワインを持ち寄り、光野シェフが腕をふるった本格ローストターキーを頂きながら、最高のペアリングワインについて真剣なディスカッションを行った。
 一般的に、肉には赤ワインという印象も強いが、ターキーなどの淡白なお肉には、調理法・合わせるソースによって様々なワインの合わせ方が考えられる。
 白ワイン部門では、マスター・ソムリエであった故マイケル・ボナコルシ氏のBonaccorsi Chardonnay Nielson Vineyard 2006 が特に「ターキーに寄り添う味わい」との評価。また、CAワインの王ベリンジャーのBeringer Private Reserve Chardonnay 2009やカリスマ醸造家フィリップ・メルカ氏が手がけるLail Vineyards Sauvignon Blanc 2009も相性が良い。いずれも樽香の効いたワインであるが、前者は特にロースト部分、後者はハーブの効いたポテトとの相性が印象的。
 赤ワインの部門で特に好評だったのは、年代物のジンファンデルClaudia Springs Mendocino Zinfandel 1996。16年もの月日が経ち、所謂凝縮した果実感というよりは、酸とエッジが取れた柔らかく、心地よい森林と土のアロマ。お料理の邪魔をせず、程よいバランスを演出していた。一方、Radio-Coteau Las Colinas Sonoma Coast Syrah 2004 は米国の高品質クローズ・エルミタージュと評価されるワインで、シルクのような滑らかさが感じられ、ターキーに黒胡椒を効かせると丁度良いペアリングとなりそうだ。また、ちょっとユニークな米国のテンプラニージョ種、Verdad Tempranillo Santa Ynez Valley 2008は、葡萄が持つ土っぽいアロマがビーツの本来の味わいと近いものを感じ、ベストマッチングであった。
 西海岸ワイン族は、西海岸在住の日本人ワインコミュニティーを中心にワインや関連イベント情報の共有を目的に設立された非営利コミュニティー。役員はシェフ、ソムリエ、ビジネスエクゼクティブで構成される。
公式ページ:https://www.facebook.com/WestCoastWineCommunity


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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Alice Hama

ワインコンサルタント
定ワインエキスパート、SWE認定ワインエデュケーター、SSI認定利き酒師、日本ワインを愛する会米国アンバサダー、西海岸ワイン族役員。

www.facebook.com/WINEderland




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