後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第222回韓国軍とベトナム戦争
2013-05-28
ベトナム戦争に韓国がどれだけ派兵したか。
一九六三年から七三年にかけ計三十二万人余、多い年は単年で五万を派兵、計五千人もの犠牲を払いました。
終戦は一九七四月三十日で、派兵は米国の援助に対する報恩と反共心、分断国家に対する同情心から、といわれています。
しかしその軍靴の響きと共に、数万単位のベトナム住民を拷問し強姦し虐殺した事実が浮上。
兵隊同士の戦争と別に、民間人を虐殺、虐待し三十年以上極秘扱いしていたというのです。
長い沈黙を破り韓国の週刊誌「ハンギョレ21」が一九九九年五月六日号で、次のように報じました。
韓国軍は「大部分が女性や老人、子供たちであるベトナム住民を一ヵ所に集め、機関銃を乱射。子供の頭を割ったり首をはね脚を切ったりして火中に放り込む・・」。
「女性を強姦し殺害する。妊産婦の腹を胎児が破れ出るまで軍靴で踏み潰す。トンネルに追い詰めた村人を毒ガスで殺す・・」。
米ニューズウイーク誌も二○○○年四月二一日号で、「八千人以上の民間人を殺した韓国軍の残虐行為の数々が明らかにされつつある」と七ページを割いて報道。
ブガツ省の三万五千人が死の谷に駆り立てられ全員殺されたとも報じられました。
アジア人権委員会は二○○○年二月二四日、「民間五千人などベトナム人民四万千四百人を殺していた」と緊急アピールを発し、当時の韓国大統領金大中に犠牲者への謝罪と補償を求めました。
この民間人虐殺や、兵隊による強姦と戦後捨てられた現地妻との混血児五千から三万人に対し韓国は何の補償もしていません。
人の振りみてわが振り直せ、といいます。南京虐殺や慰安婦問題について日本人も心に深い同じ傷を抱えています。
ユーチューブの住民虐殺シーン(Newsmax)のコメントを複雑な気持ちで読みました。
「どうして韓国は日本を責められるのか。日本軍はこのようなことはしなかった」(How can Korea blame Japan? The Japanese military did not do such a thing)。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。