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コラム

現代社会ド突き通信
Vol.8 99%人のウオール・ストリート占領 (6)

2013-05-29

 (前回からのつづき) 
 どうして、ウオールストリート(W.S)を占領のデモが始まったか? 
 W・Sのデモでマイケル・ムーアがCNNにインタビューされていた。
 「政治家はW・Sの一雇い人に過ぎない。二〇一一年の資本主義は悪質な組織である。僕達は新しい組織を創らねばならない」 
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 この四、五年スーパーで気になっていることは、食べ物の値段を釣り上げて、支払いカウンターは長蛇の列。キャッシヤーの数を半分に減らし、顧客の待ち時間は顧客の金であることは考えない。キャッシャーも給料は上がらないのに、二人分の仕事をして疲れている。雇用人を減らせばそれだけ収益が上がる。
実際、スーパーの持ち主企業の収益はどんどん上がっている。
 企業に電話をしても機械が何番の内線を押せとかあっちこっちを押さされ十分は待たされること度々。この国に来た時の客への大らかなサービスはなくなった。
 貧乏人から取れるだけ取れという強欲な企業主ばかりがこの国を動かしている。
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 MSNBCテレビのシュルツというアンカーが底辺の人々の給料は過去三十年変わっていないのに、上の1%は三倍も収入が上がっているという図表を見せ、彼の「企業が強欲だと思うか?」というアンケートに96%がイエスと答えていた。また同テレビの番組でラティガンというアンカーは選挙資金禁止という憲法に変えようと署名を集めている。
 キング博士が「社会のマイノリティが不満な状態にあると、その社会は破滅してしまう」と言った予言が今世界中に起こっている。
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 アメリカの大統領選挙も共和党候補者は余りにも無知で程度が低く、人類にとって何が一番大切かを主張できない臆病なオバマしかいないというのも世界にとって不幸なことだ。
 デモに望みを託すのみ?
 デモの人々のプラカード。「今は不景気ではなく、盗まれたのだ」「銀行企業よ、盗むのをやめよ」「反核」「反ドローン」「アフガンを引き上げろ」「私達は騙された」「堕胎法を保護せよ」「銀行の頭を投獄せよ」「ロビストの制度をやめろ」等等。       (完)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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米谷ふみ子




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