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コラム

今月の庭仕事
Lesson99

2013-09-11

 今回は、私たちがよく冬に食べる「すき焼き」に使う野菜について書きます。私自身は旨く料理できないので、人それぞれに違う野菜も使うでしょうが、主な野菜が課題です。基本的に種を蒔くのは秋です。
 まず白菜です。白菜は、暖かい南カリフォルニアで育てるのは少し難しい野菜の一つで、種を蒔くのが早すぎてても、遅すぎてもうまくいきません。つまり、極端な暑さ、寒さ、栄養不足、水不足などの要素がとう立ちに影響するので難しくなります。どうしても涼しい地方の生産になりますが、うまく蒔かなくてもいいのなら、この地域で試してもいいでしょう。
 この白菜に似たような葉物の野菜に、チンゲンサイがあります。これは育てるのも、とても簡単です。一番寒い時期と暑い時期を避けたら、いつでも蒔けるでしょう。
 臭いの強い春菊は、漢字の通り、春蒔きでもいいのですが、夏までにとう立ちするので使えません。冬場の野菜にするには秋蒔きになります。非常に育てやすい野菜の一つで、蒔く時はすじ蒔き(線状)にし、種は好光性なので、土は種が見え、隠れするくらいにかけます。
 発芽するまでシェードネット(陰をつくり、または日光の強さを加減するもので、ホームサンターなどで入手できる)、寒冷沙、乾いた刈った草などで乾かせない工夫が大事です。芽が出てきたら、本葉が二枚くらいから、苗と苗の間が混み過ぎないように、病気の発生を少なくするために、時折、間引きして最終的には10センチくらいの間隔になります。
 追肥はこの頃から始めますが、元肥が充分で土が肥えていれば1、2回ですみます。もし鉢植えなどの場合だと、水をやる回数が多くなるので、追肥の回数も多くなります。液肥などが有効でしょう。
 ねぎ等もよく「すき焼き」には使われますが、スペースが足りないので、概要だけにとどめます。根深ねぎですが、普通には種を蒔いて苗にしてから深い溝に植えて、少しずつ土寄せして育てるので時間がかかります。葉ねぎは種からでもできるし、マーケットで買って、根が少し付いてるものを植えてもよく育ちます。
■今回のコラムニスト:南加庭園業連盟会員の白澤まことさん。連盟主催の野菜セミナーで講師を務める。NTB「チャレンジ・ザ・ガーデニング」出演の経歴もあり。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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