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コラム

苦楽歳時記
Vol. 62 習慣

2013-09-13

音読に最適な言語は漢字であり、更に仮名が交じっている日本語は、脳を刺激する上で世界最上と言われている。
 
これらのことを証明する一つとして、脳障害児の治療と幼児の才能開発で、世界的に権威のあるグレン・ドーマン博士が、世界中から集まってくる脳障害児に対して、漢字を用いた治療方法をいち早く取り入れている。
 
声を出して本を読むことは枢要である。ただし絵本でも童話でも、闇雲に子供に本を与えるのではなく、まず親が十分に書籍の内容を吟味してから、良書のみを子供に与えるように心がけてほしい。
 
この図書の選択は非常に大切なことであるから、怠らないで慎重に取り組んでいただきたい。
 
例えば同じタイトルの絵本でも、表現が軽率であるものや、て・に・を・はなど、文章も不適切な場合がある。また、翻訳された童話になると、これらの不備は数多とある。
 
散文中心の音読もよいが、日本には短歌や俳句といった素晴らしい定型詩が存在する。韻文は子供たちの感性と想像力を育み、集中力を高めてくれるのである。
 
幼児期から七歳ぐらいにかけて最も肝要なことは、読み聞かせと音読、そして簡単な計算である。特に音読と計算は、老齢にいたるまで継続することによって、脳の前頭葉を活性化して老化を防いでくれるという。
 
近年では、認知症を予防するために、あるいは緩和させるための治療方法としても脚光を浴びている。
 
幼い時分に身についた習慣は、老年になっても退歩することがない。

「一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。而してこの習慣の学校は教育の学校よりも有効にして、実効を奏する」(福沢諭吉)。
                                            


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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新井雅之

文芸誌、新聞、同人雑誌などに、詩、エッセイ、文芸評論、書評を寄稿。末期癌、ストロークの後遺症で闘病生活。総合芸術誌『ARTISTIC』元編集長。




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