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コラム

今月の庭仕事
Lesson 110 この時期の害虫駆除などについて

2014-03-04

 みなさん、そろそろ野菜の種を蒔いたり、または苗を買ってきて植え付けたりしている頃だと思います。この時期は、“いろいろな邪魔”も飛び入りする時期でもあります。家庭菜園では消毒剤を使ったりすることは、人体や環境の問題などのためは有効な手立てとは言えませんが、少し工夫をすることである程度の満足は得られるでしょう。
 まず考えられる種類の害は、うさぎ、リス、小鳥などの小動物、飛び回る昆虫、土中に潜む虫たちです。
 うさぎや鹿などの害は来る数は少なくても、食べる量で甚大です。これらを防ぐには、ホームセンターなどでLiquid Fence (Deer and Rabbit Repelant)が販売されています。これは有効ですが、とても強い匂いがあるので嫌な方があるかもしれません。この匂いは、いわゆるコヨテ等の天敵の匂いです。野菜から少し離して囲むように撒きましょう。
 リスは罠用の籠を使えば効果的です。おびき寄せるための撒き餌と籠のなかの仕掛けが餌をかじったり引いたりしたときに閉まるように工夫しましょう。Gopher(ホリネズミ)にも罠を仕掛けたりしますが、前述のLiquid Fence を鉛筆サイズの穴に数滴垂らしても、しばらくは有効です。
 鳥の害は種の発芽前後から野菜の小さい時期に被害が大きいです。小さいうちに食べられたら、その後の生長に雲泥の差が出るので気をつけましょう。この時期に一番良い手立ては、ベタがけ布や寒冷紗などをかけ、昆虫などの被害も同時に防げます。ただし、これらベタがけ布(不織布とも呼ばれます)や寒冷紗はこちらのホームセンター等にないので、日本に帰ったときに買ってくるか、または、お知り合いに頼んで買ってきてもらったらいいですね。日本では、ホームセンターと言われるような店で見つけられると思います。これらのネットはバイラス等を伝染させるアブラムシのなども防げるのでぜひ使いたいものの一つです。
 土中に潜む害虫を防ぐには冬の間に土をスコップなどで掘り返し寒さと乾燥と太陽の紫外線で消毒しましょう。冬が寒ければ有効な方法です。それに連作を避けましょう。そしてヨトウムシやかたつむりの印を見つけたら、夜懐中電灯を使いながら捕獲しましょう。
 
■コラムニスト:南加庭園業連盟2014年会計で会員の白澤まことさん。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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