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コラム

後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第316回 昔も今も安全な都市、東京!

2015-03-12

「世界で最も安全な都市一覧」で東京が一位、大阪が三位を占めた。
世界の主要五十都市を対象に英誌「エコノミスト」が調べた。
過激派テロが各地で蜂起、死と隣り合わせの時代だ。
緊張高まるなか、デジタル、衛生、インフラ、治安の各分野で世界一は東京と認めたものだ。
二位はシンガポール、次いで大阪、ストックホルム、アムステルダム、シドニー、、チューリヒ、トロント、メルボルン、ニューヨーク。
世界一高いスカイツリー、最先端の鉄道、アニメ天国、おもてなしの数々・・。安全で魅力いっぱいの東京だ。
とりわけ和洋レストランは食の天国だ。
ミシュランガイドの星数ベスト5によると、東京は断トツで、合計二六一店(三つ星一一、二つ星四二、一つ星一四四)を数える。
あとに二位京都(合計一一○店)、四位大阪(合計七九店)の日本勢。
三位パリ(合計九九店)、五位ニューヨーク(合計七一店)の二市合わせても東京に遠く及ばない。
 
時代劇の惨殺・盗賊は嘘で、昔の江戸も安全な都市だった。江戸を東京と称したのは一八六八年九月三日のこと。
遷都二十年、東京をどう呼ぶか決めていなかった。
「文三だけは東京(とうけい)にいる叔父の許へ引き取られる事になり」(二葉亭四迷『浮雲』一八八七年)
「大江戸の、都もいつか東京(とうきょう)と・・」(坪内逍遥『当世書生気質』一八八五年)
京を四迷は「けい」と書き、逍遥は「きょう」と書いている。
三世紀、三国時代の呉は揚子江下流にあった。呉から日本に入った音を呉音といい、東京を「とうけい」、変化を「へんげ」と読んだ。
七~九世紀の遣隋・遣唐使によって唐の都・長安の漢音がもたらされた。   
美人は「びじん」(呉音はみにん)、男女は「だんじょ」(呉音はなんにょ)などと読んだ。
呉音は仏教に、漢音は日常語に用いられた。
一八八七年(明治二○年)ごろから、東京は「とうきょう」で定着したらしい。
     


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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後藤英彦

一九六四年時事通信社入社。旧通産省、旧農林省、旧大蔵省を担当後、ロサン
ゼルス特派員。本社海外部次長。途中希望退社して盛岡大学客員教授、評論活
動。二度目の来米でジャパン・ジャーナルを主宰。講談社、エルネオス系を中心
に寄稿中。主著に「日本をダメにした官僚の大罪」(講談社)。中大法学部法律
学科卒業。福岡県出身。グレンデール在住。

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後藤さんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/jajala816




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