後藤英彦のぶっちゃけ放題!
第352回 対談 田原総一郎VS福島瑞穂
2015-11-26
評論家・田原総一郎(T)と社民党議員・福島瑞穂(F)のテレビ対談の再録。予断をもたずに最後まで読んでほしい。
F 日本はスイスのような平和中立国を目指すべきです
T スイスは国民皆兵制で、一般家庭に自動小銃がある国だよ
F いえ、スウェーデンみたいな中立国もあるわけですし
T スウェーデンはナチに協力して中立を守った国。今では武器輸出大国だ
F ベルギーのように歴史的に中立を貫いた国もあるんです
T ベルギーみたいに何度も外国軍に蹂躙されてもいい?
F え~?でも侵略するより侵略される方がいい
T 有事立法は、どこかが攻めて来たらどう対応するのかという法案ですよ。社民党はこんな物いらないって言う訳?
F 戦争のための法律はいらない
T そうじゃない、どこかが攻めて来た時・・
F 戦争の法律ですよ
T じゃぁもしどこかが攻めて来たら殺されりゃ良いっていう話? 降伏する?
F 戦争が起きないように努力する事が政治の責任
T いやだから、日本が戦争する気は全くないでしょ
F 有事法制はそんな単純な法律ではないですよ。米軍の活動を円滑にしたり、国民保護法制という名で人の権利を制限するし
T 敵が攻めて来た時にね、国民の人権の自由とかでどこ動いて行っても良い、とはならないし、そりゃ規制もしますよ
解説者 福島さん、万が一攻められた時に、社民党は国民をどうやって守るのか。 どうするんですか?
F 例えば…非核構想をやるとか
T 敵が攻めて来るなんて事はありえない。そんな夢みたいな事を自民党は言って日本を軍国主義化してると、こういう事?
F そうですね、北朝鮮などを仮想敵国にしながら、どんどん軍事国家の道を歩んでいると思います
T 北朝鮮と仲良くするんだって?
F そうです。そういう努力が必要だと
T となると社民党いらなくなっちゃうよ
F そんな事ないですよ、憲法9条を改憲したいと言うのが今強く出てきていますし
解説者 福島さん、ついていけないな
F 警察官の拳銃使用は絶対反対。犯罪者と言えども人権はあるし、犯人には傷一つ付けてはいけない。たとえ凶器を持った凶悪犯と言えども警察官は丸腰で逮捕に向かうべき
T 警察官が殺されたら
F それは警察官の職務ですし。それに犯人がそんなに抵抗するんだったら無理して逮捕する必要はないですよ、逃がしても良い訳ですし
T じゃ、逃がした犯人が別の所でまた人を殺したら?
F それはそれで別の問題ですし
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。