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コラム

Los Angelesの顔
vol.2 重田光康さん

2016-07-08

新撰組グループ代表

後ろの写真は、重田さんが尊敬する重田の父

●新撰組のお店に行くと、従業員のみなさん、挨拶が気持ちいいですね。

 挨拶は「私はあなたの敵ではございません」というところから始まっているそうです。人と人とが会った時に一番大事なことだと思います。私の会社の理念に「人間育成道場」がありますが、仕事場はお金を稼げる所だけではなくて、神聖な場であり学びの場でもあります。

ここで学べる感謝を込めて「今日も一日お願いします」と、従業員はお辞儀をして仕事場に入り、従業員同士は互いに切磋琢磨して、学び合い気付き合うために挨拶をします。お客様には「いらっしゃいませ」「お疲れさまでした」、仕事が終了すると、今日も一日学びがあり「ありがとうございました」と挨拶して帰宅します。

 シンプルですが、毎日続けていくことで点と点が線になり、その中で絵になります。これはやり続けなくては分からないです。毎日毎日は差がないと思いますが意識することがとても大事です。

 我々「日本食文化」の分野では、日本人として証明することが大事ですが、最後に行き着くのは「必ず共通するのは同じ人間だ」というところだと思います。今は「◯◯◯人です」という“表現のレベル”でしかありませんが、最後は、信頼の絆・尊敬の絆で結ばれた者には争い事がないと、私は信じています。

●重田さんの哲学と実践のルーツは、ご出身の奄美群島の徳之島ですか?

 私は身長1mくらいの幼い頃に、徳之島の闘牛会会長だった父から血統証付きの闘牛の世話を任されて、雨の日も台風の日も365日を共に過ごしました。闘牛は獰猛なので飼い主さえ殺すこともありますが、私が純粋に愛情を注ぐうちに牛と気持ちの一体感がありました。人として人に向き合えば絶対に通じ合えるという想いは、この体験がルーツかもしれません。

去年の新撰組従業員感謝祭でバット折りを披露した重田さん(右)

【重田さんプロフィール】1988年に渡米。1991年に空手全米大会ミドル級優勝。
1992年にガーデナ市に「新撰組やきとりレストラン」をオープンして以来、事業を拡大している。
www.shinsengumigroup.com


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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