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コラム

Los Angelesの顔
vol. 15 近藤有里子 さん

2016-08-24

Marriage and Family Therapist Intern

●クライアントの方と接する時に心がけていることは?
 決してジャッジメンタルにならないことです。幸せになる方法を知っているのはクライアントさん、ご本人です。無意識だったり、辛い経験が邪魔をして、その方法を見ることができなくなっているだけだと思っています。それをいかにセラピーによって意識に上らせ、気づいていただけるかを第一としています。
 セッションでは、クライアントさんの本当の強さをイメージするようにしています。悩みがあっても、クライアントさんの真のこころは悩みに負けないくらい強いです。ただ、一人で悩んでいると自分の強さを信じ切ることは容易ではないので、その手助けができるようなセラピーを心がけています。
●アメリカと日本の心理セラピーの違いは?
 普及度合や扱われ方が違います。アメリカでは、家族セラピーやカップルセラピーを受けて、セラピストという専門家の前で家族内の問題をオープンにするほうが、後の問題を小さくできると考えている方が多いです。
 しかし、アジアの文化を持つ方にとって、こころの悩みや家族の問題を専門家に相談するという考えはまだ新しく、一人で我慢して悩みを抱え続けることが多いように思います。つまり、問題があるのは分かっているけれど、どこに相談していいか分からずに、問題を放置してしまうという形です。
 マテリアリズムが先行する現代人にとって、こころは目に見えないので、不調を感じても重要と思わずに後回しにしてしまいがちです。そして体に症状が出て、初めてドクターにかかるケースもまだ多いようです。
 心理セラピーにはストレス由来の病を予防するような効果があると、あらためて感じています。今後、より多くの方々にカウンセリングというシステムを知って、ご利用いただきたいです。

【近藤さんinfo】CENTERED Individual and Family Counselingでインターン。www.centeredlacounseling.com


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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