編集部
◆インタビュー連載◆06 西本敬一JETROロサンゼルス 事務所所長
2017-02-03
西本敬一日本貿易振興機構(以下、JETRO)ロサンゼルス事務所所長に、ロサンゼルスでのJETROの展開やプライベートでのライフワークについて聞いた。
(金丸智美)
県人会を通してアメリカと日本の地方を繋ぐ
河野俊嗣・宮崎県知事からの「宮垣県グローバル戦略アドバイザー」の委嘱状は、木の板にレーザー彫刻されている
―西本所長は、「宮崎県グローバル戦略アドバイザー」でもいらっしゃいますね。
所長 はい。私は縁あって、河野俊嗣・宮崎県知事から「宮崎県グローバル戦略アドバイザー」を委嘱されています。
昨年はアメリカ宮崎県人会の創立40周年記念式典に出席しました。そこで「アメリカと宮崎を日系アメリカ人の人脈を使って上手く繋ぎませんか」とスピーチをさせていただきました。
宮崎県には、「自分たちが作った良質のお茶を世界の人たちに飲んでもらいたい」と言う人たちが出てきています。
焼酎についても同じです。今年の4月からのプロジェクトは焼酎です。日系アメリカ人の若者と日本の地方にある蔵元の若手を結びつけて、今までにない新しい焼酎の飲み方を作っていきます。せっかくある縁を繋いだほうがいいですし、今、まさに、そちらの方向へ向かっています。
一方で、我々、日本の駐在員は意外と日系アメリカ人と繋がっていないというのを、ロサンゼルスに着任して感じました。
(つづく)
昨年、ロナルド・レーガン記念図書館で開かれたアメリカ宮崎県人会40周年祝賀会での鏡割り。西本所長(右端)、森ジョージ・アメリカ宮崎県人会会長(左から3人目)
【西本敬一所長】1988年にJETRO入会。2003年は財団法人世界平和研究所に主任研究員と出向。2006年にはジェトロニューヨークセンター次長(事業担当)。JETROのウイーン、ハノーバー、熊本、岐阜にも勤務。その他に宮崎県グローバル戦略アドバイザー、岐阜県高山市海外戦略アドバイザーを兼任。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

