キム・ホンソンの三味一体
vol89 我が家の聖誕劇
2017-12-14
我が家ではサンクスギビングが終わると同時に家中がクリスマスに一変します。子供達のオモチャにしても、今まで遊んでいたものは一旦しまって、去年しまっておいたクリスマスに係わるオモチャを出して遊ばせています。特にみんなが大好きなのはイェスの降誕の様子を再現したオモチャです。まぶねに寝かせた赤ちゃんイェスを中心にマリヤとヨセフ、そして馬小屋の中の色々な動物のフィギュアがあってそれらの位置を色々換えながら遊べるようになっています。馬小屋の外には三人の博士と博士らが乗って来たラクダに羊飼いと羊の群れ、そして天使達もいます。
むかし幼稚園のチャプレンをしていたこともあり得意げにフィギュアを使いながら本格的な聖誕物語を再現してやろうと試みるのですが、子供達の(要らない)ヘルプやアドリブが入り毎回あきらめてしまいます。「ラクダの背中に赤ちゃんイェスを乗せるな!」「羊さん達は外!全部中に入れたら馬小屋じゃなくなるでしょう!」といった様子です。
そんなある時、娘が「パパ、イェスさまはどうして馬小屋で生まれたの?ホテルは?」。父:「うん、その時どこもいっぱいで馬小屋しか空いてなかったんだって。」娘:「じゃぁ、普通のお家に泊めてもらったら良かったのに、どうして?」父:「夜中にぼろぼろの服を着ている知らない人達が急に来て家に泊めてくださいって言ったらみんな『すみません。あまっている部屋がないです』って言うんじゃない?」娘:「じゃぁ、うちに泊まってほしい。パパとママとみんなでこっちの部屋に泊まれば、イェスさま達はあっちの部屋に泊まれるよ。」父:「そうだね。もし来てくださったらそうしようね。」
娘によって自分のミッションを再び思い起こすことが出来ました。すべての人をその人の持つ違いや背景とは関係なく歓迎し受け入れ安全な居場所になってあげられるそういう教会を作ること、それがこれからの自分の目標です。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)
12月16日午後2時には日韓ペアレンツのお茶会、そして12月27日午前10時にはアシュラム(聖書を通して自分を知るメディテーション)があります。どなたでも歓迎です。参加ご希望の方はご連絡ください!
聖霊の実 ルーテル コミュニティ, 2706 W 182nd St., Torrance CA 90504
キム ホンソン 310-339-9635 foslcommunity@gmail.com
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。