Los Angelesの顔
vol. 56 Morimotoさん
2018-03-10
Entertainer・ Actor・ Model・ Dancer・ Fitness Coach
―NYではNY代表のアメリカンズ・ベスト・ダンサーのクルーに入って活動したり、有名アーティストのダンサーと日本ツアーに参加したり、ダンサーとして大活躍だったが、2016年に活動拠点をLAに変えた理由は。
ダンサーとしてのキャリアをもっと積みたかったからです。あと、自分が憧れてずっと仕事を一緒にしたいと思っていたダンサーがLAに住んでいて、ダンスの本場LAの方がNYCより仕事もあったので、挑戦しようと拠点をLAに変えました。
ーLAでの新たなチャレンジは。
最初はダンスのオーディションやクラスを受けていましたが、自分には既に自分のダンススタイルがあるので、他のスキルをつけようと、アクティング、モデル、フィルム、コマーシャルの仕事や空いた時間にはパーソナルトレーナーを、二年間がむしゃらにやり続けました。
特にアクティングやフィルムに関しては経験がなかったので、最初はバックグランドばかりでした。自分の顔が“日本人過ぎない”のと色黒だったこともあり、アジア人枠として仕事をブックします(笑)。なぜか純日本人役の仕事はブックしたことがないです(笑)。
現場ではアクターの仕草や声のトーンを学んだり、カメラワークを見て学びました。
昨年は自分で制作したコメディ・フィルムがカルバーシティーのフィルムフェスティバルで選ばれ、映画館で上映されました。
自分は監督サイドも得意なので、次回はダンスグループを作って演技も入れたショートフィルムを制作したいと思っています。
ー昨年はボディビルダーのコンテストにも出場し、Men’s Physique Novice部門3位になったが、コンテストに出場したきっかけは。
アトランタに住んでいる自分の後輩が世界大会で優勝したと聞いたことがきっかけです。
自分はもともとジムに行くのが日課で、周りにいたダンサーや友人はムキムキのバキバキだったので、「自分にも出来そう」とボディビルダーの大会に向けて準備しました。身体を大きくしようと、知り合いにトレーニングを頼んだり、友人から食事について勉強したり、そしてアトランタのコンテストに出場しました。
現在はパーソナルトレーナーとしてワークアウトクラスをしたり、カーディオクラスを個人やダンス留学の生徒さんたちに教えています。
ーMORIMOTO WORKOUT PLANについて。
実際にクラスでやるのはカーディオ式です。
自分のバックグラウンドがダンサーなので、ダンスをミックスしたり、NYCで取得したインナーマッスルを鍛えるスペシャルストレッチを教えたり、生徒さんの希望や体型によってトレーニングを提供します。自分がこれまで学んだ全ての知識と経験を基にしています。
これからプロのダンサーになりたい方、特に海外で活躍したい方にオススメです。
日本人は多くの場合、体型を理由にオーディションで落とされます。また外国人と比べると体力の差が歴然と違います。だから自分のカーディオクラスとワークアウトを同時に行うことがオススメです。
ー今後、フォーカスしたい方向性は。
今後は自分のワークアウトプラン、カーディオクラスで世界からオファーを受けて、世界を飛び回りたいですね。アメリカを拠点にして、どんどんアメリカの新しいエクササイズ等から刺激を受けて、自分に上手く取り入れられたらと思っています。
自分は”Magic Mike””BLACK MAGIC”というラスベガスの”エンターテイメント•ストリップダンスショー”のオーディションに呼ばれたことがあります。筋肉質でダンスができる人のみが呼ばれ、参加した99%がアジア人以外でした。結果は落とされました。
なぜアジア人に枠がないのか? アジア人だって他の人種に負けないくらい鍛えて、セクシー(日本語だと変な感じがしますが)にかっこよく、性別問わず、人を魅了するショーが出 来るはず。日本人への昔の典型的なイメージが、まだアメリカには強く残っていて役の数も限られているので、それを変えていきたいですね。自分のアクター、ダンサー、モデルとしてのゴールは”ASIAN MAGIC”を自分で作成ですね。(笑)
Morimoto Instagram
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※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。