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コラム

Los Angelesの顔
vol.25 浅井菊次さん

2016-10-01

ロサンゼルス 木鶏クラブ 代表世話人

(写真提供:Toshiko Okawa)

●月刊誌『致知』をテキストに人間学を学びあう勉強会「木鶏クラブ」をロサンゼルスに創立するにあたり、浅井さんは尽力したそうですね。そして現在98歳で同クラブ代表世話人を務め、活躍中です。「若くて元気の秘訣」を教えてください。

 目覚めた私の第一声は「ありがとうございます!」。そして一日が始まり、人生が始まります。これをずっと続けています。人の一日・人生は思いと言葉で決まります。目が覚めた朝のポジティブな言葉と思い。これが若さを保つ秘訣です。このような生き様をしています。

 33年前にワイフが病気で亡くなると、私はネガティブになり、自分でも「これではいけない」と思いました。最初は自分に言い聞かせるために「ありがとうございます」と言いましたが、いつからか宇宙に向かって言うようになりました。ポジティブな言葉を、空の世界・変化しない世界に送り込みます。自分の潜在意識に唱えることにもなりますが、変化しない世界に向かって刻み込んでいきます。「自分はなんてツイてないんだ」と人のせい、世間のせいにして外に要因を求めようとするかもしれませんが、「愛語よく回天の業を成さん」。道元の言葉です。愛の言葉というのは天をも動かせます。

 他には、毎朝、バスルームに向かう途中で自分が映る鏡に向かって「おはよう!浅井青年!」と言います。これも20年は続けています。

ロサンゼルス木鶏クラブメンバー。「親学」の高橋史朗氏を日本から招き、創立4周年記念講演を行った(写真提供:Toshiko Okawa)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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