Los Angelesの顔
vol.28 KAZUさん
2016-10-22
Make-up Artist
●どのようなメイクが得意ですか?
基本的には色々なメイクが好きですが、中でもSpecial Effectsです。ProstheticsやDummyを使いながら、切ったり刺したりする作業をして、エアーの力を使って“血”に見えるものを噴射します。出来上がったSpecial Effectsを見せると、現場のみんなが一番盛り上がってくれるので好きですね。リアルを追求していますが、本物の血や傷口を見るのは苦手です。
●Special Effectsの魅力は?
全くの別人になったり、特殊メイクの力で役者さんもその役になりきって下さるところです。無限に可能性があると思います。
●ディレクターの期待に応えるための心がけは?
ディレクターが求めていることを理解して形にします。限られた状況の中でベストを尽くすことです。毎回毎回が勉強で、「次はもっと良い仕事ができるぞ!」という気持ちになります。今回よりも次、きっと次よりもそのまた次というように、この先もっと進化し続けて、期待以上の仕事ができるメイクアップアーティストになれるように精進していきたいです。
●これまでの仕事で、思い出に残っている作品や監督は?
これまで色々と経験をさせていただきましたが、現在携わっている北村龍平監督の作品は、本当に自分にとって一生忘れない作品になると思います。今、自分にできること、全てをぶつけています。
Dummyを使ったKAZUさんの作品
【KAZUさんInfo】 ハリウッド映画などでメイクを担当。Slayerの「Playing With Dolls」、Carl Erik Rinsch (47Ronin)監督の新作品「White Horse」など。
http://kazumakeup.lightcanvas.net/
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

