Los Angelesの顔
vol.33 入江わかなさん
2016-12-02
ストーリーボード(絵コンテ) アーティスト・イラストレーター
―今の職業に就いたきっかけは何でしょうか。
映画制作の勉強をするためにアメリカに留学していろいろな経験をする中で、絵を描く機会が減っていきました。子供の頃から絵を描くことが好きだったので、絵を描かない状況に耐えられなくなり、「いつでも絵が描ける状況に身をおこう」と思い、今の道を選びました。仕事としては映画制作に携わりたかったので、絵コンテアーティストという仕事を知って「向いているかも」と思い、挑戦したのがきっかけです。
―初期と現在では、作風に変化がありましたか。
作風はアメリカ人から「日本っぽい絵だね」と言われ、日本人から「アメコミっぽい絵だね」と言われます。私は褒め言葉として受け取っていて、私ならではの作風のものを提供できているのかなと嬉しいです。テーマについては、アメリカに長くいるせいか、日本について想うものが増えました。
―今後の活動は?
先日、初挑戦したコミック「The 3 Rocket Racers」ができあがりLAコミコンでプロモーションしました。これは原作者・プロデューサーのPhilip Dumasさんと一緒に作っている2100年のテキサスを舞台にしたSF x Western アドベンチャーです。私はアートワーク全般の担当です。全部で6冊シリーズになる予定で、東京コミコンへの出展も考えています。今後はコミック制作にも、もっと携わっていけたらと思っています。
絵コンテ制作過程
ウェブサイト: www.w-halo.com
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。