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コラム

Los Angelesの顔
vol.35 世木錦光さん

2016-12-13

南カリフォルニア詩吟連盟理事長 国総流詩吟会会長


 ―詩吟を始めたきっかけを教えてください。

 私の父が国誠流宗家・荒国誠先生と友人だったので、父も詩吟をしていました。私は生まれた時には詩吟を聴いていました。

 詩吟のクラスを私の時計店で開いていたので、父が病気で動けなくなると、私が代わりにクラスのために店を開けていました。みなさんが詩吟を練習している間、私は仕事をしていましたが、その内にクラスに入り込んで、詩吟を始めました。

 ー2004年に世木さんは国総流詩吟会を開きましたが、国総流の特徴は何でしょうか。

 国総流では4人の宗家の詩吟や節調を使って練習しています。国誠流・荒国誠先生、国風流・雨宮国風先生、 錦声流琵琶・遠井錦声先生、剣舞・安西秋水先生の4人の先生方です。「国総」とは「国の集めた・総じた」という意味です。

 詩吟はもともとアカペラでしたが、最近、日本ではアカペラが少なくなり伴奏を付けます。国総流も日本の流行と同様に伴奏を付けて吟じます。

 発声法は12種類の声を出して勉強します。節調ができるようになると、今度は詩に節調をつけて、表現が変わってくるように詩を自分のものにします。この発声法をすると、声が出るようになるので、カラオケが上手になります。

リトル東京にある世木さんの時計店内で行われる国総流詩吟会のクラスの風景


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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