Los Angelesの顔
vol.40 Mikaela Kaiさん (本名:安藤みちよ)
2017-02-04
フラメンコダンサー・インストラクター Mikaela Kai Flamenco 主宰
熊本支援LOVE FOR KUMAMOTO in LA-Together, Stand for Japan!発起人・代表
―日本時間の2016年4月14日21時26分、マグニチュード6.5の地震が熊本県を襲いました。安藤さんが代表を務める「熊本支援LOVE FOR KUMAMOTO in LA-Together, Stand for Japan!」は熊本県の復興支援イベントを何度か開催しました。
私は熊本生まれで20歳まで熊本で過ごしました。熊本市内には実家と先祖である甲斐家の墓があります。熊本城に教育者であった先祖が細川家に学問(数学・天文学・医学など)の指導に行っていたと聞きました。父は先祖から譲り受けた貴重なアンティークを自分では管理できないため熊本城に寄贈し、城内に展示されていたのを覚えています。
熊本には同級生も住んでいますし、馴染みのある熊本城が大きく被災し、本当に胸が痛みました。
震災後に、私は熊本のためにチャリティをしたいと思い、ビジネスマンのアンディ松本さんに声をかけて、二人で支援グループを立ち上げて共に代表となって実行委員会を設置しました。
昨年5月のイベントでは代表として総指揮を取り、現場ではボランティアの募集、イベントの内容の企画、告知フライヤーの制作、プロモート、ウェブサイト管理、協賛企業との交渉と協賛品調達などありとあらゆることを行いました。
現在は自分が企画を立てて会場を探し、前回の実行委員メンバーに協力を求めながらボランティアを募集して実施しています。
―復興支援イベントを通して、自分の中で何か変化がありましたか。
毎回、イベント後の満足感は大きくて、その都度、自信と経験がついて人生が豊かになる気がします。人はだれでも、他の人のために役立ちたいと思っていますし、ボランティアを通して、人に喜んでいただけることが、自分の喜びや幸せにつながることがわかります。
ボランティアを申し出る方々は貢献意識が高く、気持ちの良い方ばかりで、良いご縁がいただけます。仕事では得られない様々な分野の方々との出会いがあり、ネットワークも生まれ、人生に新たな流れが生まれています。
―安藤さんは、フラメンコダンサー・インストラクターとしての経験やパフォーマンスを復興支援にいかしていますね。
一度きりの人生ですから、悔いなく生きて、微力ながらも世の中に役立ちたいと思います。脳も手も足もからだのすべては生きている時しか使わないですから、親からもらったからだが機能する限り、大いに活用できたらと思っています。
―復興には時間がかかりますが、支援イベントを継続しますか。
支援イベントは大小さまざまな形で継続したいと思います。
昨年8月には私のフラメンコアカデミーの発表会をガーデナで実施した際、その収益の一部を熊本に送りました。私はリフレクソロジーとレイキの有資格者でもあり、時々自分のスタジオでセミナーを行っているので、その参加費を寄付したりもしています。
また昨年12月に実施した熊本支援昼&夜のポットラックとワインセミナーは大好評だったので、今年も適切な会場を見つけて実施したいと考えています。もし大きな会場が確保できるようでしたら、ローカルアーティストを招いてチャリティコンサートを行いたいです。
4月22日、フラメンコの発表会をします。ショーの収益の一部を熊本県人会を通して被災地に送るのでどうぞいらしてください。
Mikaela Kai Flamenco Student
Recital “Encuentrame en tus Sueños”
4月22日(土)12 pm - 3 pm
チケット:$35(ランチ付き)
El Pollo Inka Gardena
1425 W. Artesia Blvd.
Gardena CA 90248
連絡先:310-874-3363
mikaelakaiflamenco@gmail.com
mikaelakaiflamenco.blogspot.com
facebook:MIKAELAKAIFLAMENCO
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。