あんな家こんな人
vol.9 GACKT様になれる。
2018-07-05
9回目のコラムは、変なタイトルだ。
別に暑さで頭が変になった訳でも、もうすぐ大台に乗る焦りでも何でもない。『風水師の不養生』で、人の家や運命ばかり調べていたが、思い立って、改めて自宅の風水を調べた。気になったので、いい日取りに、試しに寝室と仕事部屋を交換してみた。ベッドに入った途端、深く引き込まれるような眠り、潜在意識へのインプットも忘れるほどだ。「やー!風水ってホント!」と実感している。何を言いたいかというと、毎日熟睡だから、頭は正常すぎるいいコンディション、スパスパよく切れる(?)。そんな中でこれを書いているから、このタイトルはマジだ。
長い前置きだったが、人相と手相は日々変わる。運が良くなれば、手のしわも顔つきもそれなりに変わる。逆に顔つきをかえてしまえば、運も変わる。”卵とニワトリ式”で、どっちが先か分からないが、連動はしているようだ。
私が、日本でやってる〈人相クラス〉は、「人相と運気の関係」と「化粧や洗顔方法で運気を変える方法」を話している。
江戸時代、人相学の大家に『水野南北』という人がいた。幼くして両親を亡くし、叔父に育てられた。稀に見る悪相で、刃傷沙汰を繰り返し、牢に入れられた時、人相と人の運命の相関関係に気づく。出牢後、人相見から顔に死相が出ていると言われ、運命転換のため、出家を願い出、条件として半年間、麦と大豆だけの食事を続けるよう言われた。その通りにしたところ、顔から死相が消えたばかりでなく、運勢が改善してしまった。観相の研究の為に、髪結床3年、湯屋の三助3年、火葬場の隠亡焼3年をやり、『節食が運勢を改善する。』と提唱した。こっそり処刑場に赴き、処刑者の腹を裂き、内蔵を調べることで、ほとんどの悲運の罪人の腸相が荒れているのを確認したという。人相を見る際、まず食生活を尋ねてから吉凶を占うことで、百発百中の的中率となり、その名を世に知らしめたそう。また自らも節食、断食を実践したという。
お会いしたことは無いが、ビートたけしも、タモリも、鶴太郎も、福山雅治も、水谷豊も、千葉真一も、PinkLadyのミーも(省敬称)、そしてGACKT様も一日1食なのだそう。GACKT様は、10年もご飯を食べていないのだという。ラーメンは年1回誕生日に食すそう。節食が偉人、成功者、そしてイケメン(笑)を作るのかもしれない。
ニューヨーク当時の悪相
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

