Los Angelesの顔
No. 75 yuyuさん
2018-11-24
ダンサー・ エンターテイナー
◆yuyuさんは、現在、Blanca La Chingonaさんの専属ダンサーをしていますね。
Blancaさんの最新ＭＶ「Rock My World」の撮影が最近ありました。今までの自分のダンススタイルとは異って、ヒールでBurlesqueの振り付けなので普段のトレーニングが欠かせません。ヒールで踊るのは決して簡単ではありませんが、これをマスターすれば、何も怖くないと思っています（笑）。
Blancaさんの曲の振り付けはアイリッシュ・ダンスのコンテストで数々のチャンピオンシップに輝いたEmily Snellさんや、「America’s Best Dance Crew」の審査員も務め、「SO YOU THINK YOU CAN DANCE」の振り付けもしたSean Sparksさんで、才能のある振付師の方の振り付けで踊れることはとても光栄です。
◆テーマパークでパフォーマンスをするのが夢だったそうですが、その理由は。
ダンスを始めたきっかけは、ジャネット・ジャクソンさんの「All For You」のミュージックビデオを見たことでしたが、私は、小さい頃から人に夢や希望を与えられる人になりたくて、自分の活動を通して、少しでも人の役に立つことができたらと思っていました。
テーマパークは、いつ行っても楽しくて働いてる人もハッピーで、子供から大人まで皆が楽しめるので、いつかアメリカのテーマパークで働きたいと思っていました。
あと、アンパンマンみたいになりたいなと思っていました。（笑）アンパンマンの歌にもあるように、愛と勇気は、人生においてとても大事です。
年齢、国籍、容姿などで自分の夢を諦める人は少なくありません。でも、自分が信じていれば、絶対に夢は叶うということを自分の体験を通して伝えられたらと思います。人生短いですし、やりたいことをやって生きていくほうが楽しいですよね。
◆夢のテーマパークでパフォーマンスをしたそうですね。
Six Flags Magic Mountain でダンスパフォーマンスをしました。
またハロウィンの時期には、大活躍のマジシャン、Micheal Turcoさんとも共演させていただいて、マジックの箱に入ったりと貴重な体験をさせていただきました。
◆yuyuさんが出演した舞台「戦争花嫁」は、LA Timesなどでも高い評価を得たそうですね。
私は主役の女性のゴースト役で、彼女の心情を、舞踏にインスパイアされたダンスで表現しました。
テーマは深くて重かったのですが、最後まで目が離せないストーリー展開で、私は役作りのために、戦争、戦争花嫁、日米関係、歴史などを随分と勉強しました。
演出家兼振付師のNancy Dobbs Owenさんは完璧主義者で、毎日リハーサルがありましたが、私も本番前はリハーサルや練習をしっかりやらないと気が済まないたちなので良かったですし、とても刺激になりました。
スタッフと俳優、皆で作り上げた舞台が数々の賞を受賞して、Samantha Macherさんが書いた脚本は、後に書籍としても出版され、私たちはツアーのオファーもいただきました。
私はこの舞台を通して、世間の方々に認められるという快感や感動、何か一つのことを信じて一生懸命打ち込む姿勢を学ばせていただきました。
◆夢を諦めそうになった時には。
どんな自分も認めてくれる家族や第一線で成功している友人の存在が、「自分も頑張らないと」という刺激になりますし、彼らのアドバイスが、幾度倒れても起き上がる勇気を与えてくれました。家族や友人のサポートのお陰で、「毎日一生懸命やっていたらなんとかなる」と、今まではなかった自信や強さが、最近、ついた気がします。
◆今後の活動について。
11月25日は、Hollywood Christmas Paradeに出演します！LA Nebutaのダンサーとして日本文化を紹介します。100人以上のセレブやたくさんのキャラクターが出演するパレードなので、豪華で楽しいパレードになります。
来年は１月１日に開催されるRose Paradeで、「STELLA ROSA」ワインのフロートを紹介しながら、伝説のグラミー賞受賞アーティストのKool & the Gangさんとパフォーマンスをします！
どちらのパレードも全米放映で他国でもご覧いただけるので、とても楽しみです！
またミュージックビデオの撮影や幼稚園や小学校で子供たちにダンスレッスンをしたり、ダンスと書道を融合したショーも予定したりしています。ダンスを通して人の役に立てる活動がしたいです。
【yuyuさん】
インスタグラム：@yuyu_red
ウェブサイト : www.yukarikoseki.com
ブログ：ameblo.jp/yuyu-74
＜2018年11月24日掲載＞
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
日刊サン編集部
