キム・ホンソンの三味一体
vol.113 ぜったいに大丈夫
2019-04-11
家で飼っていた金魚が死にました。先月、娘がお祭りの金魚すくいでもらってきた金魚でした。とても元気で餌もよく食べていたのでもっと長生きすると思っていましたが、水に浮いているのを子供達が見つけました。5歳の双子ボーイズには、まだ「死」というものが理解できません。「死んだの?車が通って死んだ虫みたいにくちゃっとなってない。普通に寝てる。もう起きないの?死んだらもう起きないの?金魚が死ぬのいやだ。餌食べるのもっと見たい。」この日、金魚の死を切っ掛けに、みんなで命と死についてずいぶんとお話しをしました。
私達の人生はとても不確かなもので、嬉しさと悲しみ、喜びと痛み、善と悪、健康と病いをすべて経験するということ。死もその内の一つで、それがいつなのかはハッキリとは分からないけれども、すべての人が例外なくいつかは必ず死ぬということ。しかし、それが終わりではなくて、私達が死ぬと神様が両手を大きく広げて私達をしっかりとキャッチしてくだ さって天国に迎えてくださる。そして、その天国でパパとママと皆にまた会えるから何の心配もない、ということをお話ししてあげました。
「もしかみさまがキャッチしてくれなかったらどうするの?」、「この間、□□が公園の遊具の高いところからジャンプしてパパがキャッチする遊びしたよね?ジャンプする時恐かったけどパパがちゃんとキャッチしてくれるって分かっているからジャンプできたでしょう?神様は絶対にチャッチできるから大丈夫。パパなんかよりずっと上手だから。」
「てんごくでパパとママにあえなかったらどうするの?」、「パパとママが入り口で待っているから大丈夫。今まで一度でもパパとママが幼稚園に迎えに来なかった時あった?絶対にパパが一番前に立って待っているから大丈夫。」
みんなで庭に穴を掘って金魚のお墓を作っていた時、娘が小さな声で「絶対キャッチしてもらえるから大丈夫よ」って、ぼそっと言いました。
不確かな人生の歩みの中にあっても心に平安を持つことができることについて、死への恐れに勝る救いの約束と希望についてのお話しが毎週日曜日にLAとOCの二カ所の教会であります。クリスチャンでも他宗教の方や無宗教の方でも大いに歓迎いたします。
OC 復活ルーテル教会日本語部、9812 Hamilton Avenue, Huntington Beach, CA 92646
礼拝:日曜日、午前11時45分 (714)964-1912 california.lcrjm.com
LA 聖霊の実ルーテル教会、2706 W 182nd St Torrance, CA 90504
礼拝:日曜日、午後2時 (310) 339-9635 khs1126@gmail.com
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。