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コラム

編集部
初代 川柳 生誕300年記念 11 十六代宗匠 尾藤川柳が初来羅!!

2019-05-09


骨だけになってたしかな春をまつ
一泉
*一泉は、十六代川柳を襲名する前の名前。


 5月18日、「十六代 尾藤川柳氏を囲むゆうべ」(パイオニア川柳吟社後援)がトーレンス市で開催される。
 川柳嗣号者による初めてのアメリカ講演会に先駆けて、十六代川柳氏に北米川柳と今回の訪米の楽しみについて聞いた。

 ー日系アメリカ人が作った川柳をお読みになったことはありますか。

 あります。特に一世の世代が日本文化に思いを持った時代の作品、収容所での極限状況の中の作品には、突き動かすような作者やその社会の喜びや叫び、悲しみなどが残り、文芸として素晴らしい川柳が沢山あります。

 それに比べると現代の作品は、残念ながら、アメリカに古くからあった作者の内面を描く川柳作品というより、日常の出来事を十七音にまとめたような軽い作品が多いようです。句会という厳しい競争の場で作られた訳でなく、親睦としての川柳がそうさせているのだろうと感じます。

 ー今回の訪米で楽しみにしていることは。

 アメリカの地で川柳を嗜まれている皆さんに直接お目にかかれることが何よりも楽しみです。川柳の文芸としての一面を伝えられれば嬉しく存じます。

 私は、絵画の技法材料の専門家としてヨーロッパやチベットなど、古い技法材料の残った地域には、研究もかねて旅をしたことがありますが、ハワイ以外、アメリカ本土は、乗り継ぎでしか寄ったことがありません。

 そんな意味でもアメリカ有数のLAという大都会を知り、アメリカの誇る大自然・グランドキャニオンへ在米川柳家とともに吟行できるのは、とてもワクワクすることです。


十六代 尾藤川柳氏を囲むゆうべ

◆柳話:川柳の楽しみと文化・北斎170年/川柳とは(発祥と文芸理念、「川柳260年」)/初代川柳と川柳の三恩人について/葛飾北斎と川柳(北斎の目は川柳で研ぎ澄まされた)/アメリカの川柳(日本での照会映像)/川柳の楽しみ(生きた川柳のために)
◆お題:「つなぐ」(興味がある人は三句作って持参。持参しなくても参加可能)
◆日時:5月18日(土)5pm~7pm
◆参加費: $10
◆会場: Redac Gateway Hotel, Torrance
20801 S. Western Ave., Torrance, CA 90501
◆お申込&お問合せ先:
310-257-9440 (石口)310-828-4734 (宇都)
◆十六代川柳氏ウェブサイト:ドクター川柳
www.doctor-senryu.com
◆フェイスブック:@senryu.bitoh

(つづく)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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