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コラム

編集部
初代 川柳 生誕300年記念 13 十六代宗匠 尾藤川柳が初来羅!!

2019-05-11



 5月18日、「十六代 尾藤川柳氏を囲むゆうべ」(パイオニア川柳吟社後援)がトーレンス市で開催される。
 川柳嗣号者がアメリカで講演するのは、川柳史上、今回が初めてとなる。連載最後は、十六代川柳氏に本紙読者へのセッメージをいただいた。

 ー本紙読者へのメッセージ。

 川柳の発祥は宝暦7年8月25日。西暦で言えば1757年です。アメリカの独立宣言が1776年の7月4日ですから、お互いに、まだまだ300年にもならない文化です。

 和歌1000年、俳句500年に比べると歴史が浅いようでもありますが、その分、アメリカも川柳も若く、元気で活発な世界観を持っているとも言えます。

 川柳は、わずか十七音で、日本語さえできれば誰にでも簡単に始められます。さらに人間を直接読むということから、その作者の人間性の深さまで、どこまでも追い続けることができます。

 「日刊サン」の読者の皆様は、「日本語」という共通の文化があります。川柳は手軽ですが、句会で競争するばかりでなく、作者の喜怒哀楽を十七音に定着し、また、それを読んだ人への共感として広がります。

 世の中で国家間、宗教間、経済間…などさまざまな摩擦が露呈してきている今日、人間の心も読む川柳が日米の架け橋の一つになってくれれば嬉しく思います。

川柳に興味がある方へ
 お題「つなぐ」に沿って三句を作り、当日、会場に持参しよう。
十六代川柳氏の選評あり。


十六代目 櫻木庵 尾藤川柳氏

祖父、父ともに川柳家。15歳より川柳を始め、昭和56(1981年)に十五代目・脇屋川柳氏に師事。平成29(2017年)に十六代目川柳を襲名。川柳を学問としても伝える。川柳学会を創設。朱雀洞文庫を創設。川柳講座、著述、公募川柳の選者等、幅広く活躍中。著書多数。


十六代 尾藤川柳氏を囲むゆうべ

◆柳話:川柳の楽しみと文化・北斎170年/川柳とは(発祥と文芸理念、「川柳260年」)/初代川柳と川柳の三恩人について/葛飾北斎と川柳(北斎の目は川柳で研ぎ澄まされた)/アメリカの川柳(日本での照会映像)/川柳の楽しみ(生きた川柳のために)
◆お題:「つなぐ」(興味がある人は三句作って持参。持参しなくても参加可能)
◆日時:5月18日(土)5pm~7pm
◆参加費: $10
◆会場: Redac Gateway Hotel, Torrance
20801 S. Western Ave., Torrance, CA 90501
◆お申込&お問合せ先:
310-257-9440 (石口)310-828-4734 (宇都)
◆十六代川柳氏ウェブサイト:ドクター川柳
www.doctor-senryu.com
◆フェイスブック:@senryu.bitoh


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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