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コラム

Los Angelesの顔
No. 85 中村 ミキさん

2019-07-20


クラフト・アーティスト、M&H Nakamurayaオーナー

 ◆現在、和紙を使った作品を作っていますが、和紙で作品を作るようになったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

 大分前ですが、手作りや手芸キットなどを販売している「さくらほりきり」が主催する「和紙を使ってアメリカン・ライフスタイル」というコンテストに参加しました。その時に、部屋の仕切りにもなるような大きなライトを制作しまして、それで努力賞をいただきました。そして同年の「Japan Expo 1989」 でも展示していただきました。

 これがきっかけで、栞、ナプキンリング、グリーティングカードなどを手作りして販売するようになりました。         

 ◆中村さんにとって、和紙の魅力とは何でしょうか?

 和紙の色柄の美しさ、和紙独特の手触り、耐久性 など、素晴らしい技術に魅せられます。

 私は、全紙をカードに使うサイズにカットして使うので、同じ紙でもカットした時の絵柄の部分が異なるので、デザインに当てはめてみると表情が変わって、趣があります。

中村さんの和紙を使った手作りグリーティングカード。一枚目のページをめくると和紙の絵柄が現れる。伝統的な日本の絵柄も、モダンな魚になるのでびっくり!

 ◆好きな柄は何ですか?

 友禅和紙が好きで、特に日本的な柄が好きです。

 ◆制作には、どんなことを心がけていますか?

 カードを買ってくださった方や受け取られた方が、開いてみてドキッとするような嬉しさがあれば…と、色柄をマッチするように心がけています。

 デザインは、なるべくシンプルなカットにして、和紙の絵柄が引き立つように作っています。
 いつも作りながら自分で楽しんで、自己満足してますが…。

 ◆どんな時にアイディアが浮かぶのでしょうか?

    ゆっくり町を歩いたり、散歩したり、季節を感じた時とか、何かを見て影響を受けた時など、こんなのあったらいいな…なんて思うことから考えることも多いです。

カード用の紙をデザインに沿って切り抜く細かい作業

 ◆和紙を使った手作りのグリーティング・カードの他に、どんな商品を作っていますか?

  他には、栞やナプキンリング、照明器具などを作っています。

 ◆Nakamurayaの商品はどこで購入できますか?

 近くのショップでしたら、パサデナのVroman's bookstore、 USC Pasadena Asian Museum、リトル東京の全米日系博物館などで購入できます。

 また州外ではスミソニアン博物館やLewis Ginter Botanical Garden などで販売しています。
  ウェブショップは準備中ですので、現在はメールで注文をいただいております。


中村屋のサイト
nakamuraya@hotmail.com


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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