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コラム

ピアノの道
vol24 音楽も人生も時間芸術

2020-01-08



 「Silent」と「Listen」という単語は、同じアルファベットの違う組み合わせ(anagram)って、皆さんご存知でした?

 発信と受信は同時にできません。例えば演奏中、自分の発音を確認しながら弾き進むと、いつも音楽を後追いする事になります。会話でも一言一言熟考しながら発言すると、会話のリズムが乱れますよね。重要な発言の時はそれが味わいになったりもしますが、発音はした瞬間に発信内容は既成事実になります。発信者は発信を始める前にすでに内容に責任を持てなければいけないのです。

 どうすれば自信と責任をもって発信できるようになるのか。演奏者には練習という贅沢があります。練習の過程では一音ずつゆっくり弾きながら聴いて確認したり、自分の演奏を録音して聴きなおしたり、他者の演奏を聴いて参考にします。

 では、人生はどうやって「練習」すれば良いのでしょうか?時々お休みして、静寂に徹し、他の人の言葉に耳を傾け、他の人生を垣間見て、自分の視点を変えてみる。瞑想や、他者との会話、芸術鑑賞…これらには全て、自分の人生を発信していく上での「練習」という意味があるのではないでしょうか?

 今までの過去が積み重なっている上に、現在の自分の行動が未来を形成していく。演奏も人生も同じく、時間の芸術作品ですね。私の2020年の抱負は、今まで積み重ねてきた、そしてこれからも毎日続ける練習と人生を、包み隠さず正直に反映させた全身全霊の発信を続け、誇りをもって成長し続けることです。

 皆さんの2020年の抱負は何でしょうか?

この記事の英訳はこちらでお読みいただけます。
https://musicalmakiko.com/en/?p=1351


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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平田真希子 D.M.A. (Doctor of Musical Arts)

日本生まれ。香港育ち。ピアノで遊び始めたのは2歳半。日本語と広東語と英語のちゃんぽんでしゃべり始めた娘を「音楽は世界の共通語」と母が励まし、3歳でレッスン開始。13歳で渡米しジュリアード音楽院プレカレッジに入学。18歳で国際的な演奏活動を展開。世界の架け橋としての音楽人生が目標。2017年以降米日財団のリーダーシッププログラムのフェロー。脳神経科学者との共同研究で音楽の治癒効果をデータ化。音楽による気候運動を提唱。Stanford大学の国際・異文化教育(SPICE)講師。

詳しくはHPにて:Musicalmakiko.com




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