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コラム

ピアノの道
vol.48 心を込めて

2021-01-08

 新年明けましておめでとうございます。

 2018年の一月にスタートしたこのコラム「ピアノの道」も日刊サンのスタッフ、そして読者の皆さまのお陰でこうして3度目の一月を迎えています。感謝の念に堪えません。今年もよろしくお願いいたします。

 皆さんは、年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか? COVID-19の非常事態の中で迎えた新年ですが、でも私は逆に自分の柔軟性と価値観を見直しながら一年の抱負を熟考する、良い年越しができました。その中で繰り返し思い出したことが在ります。4歳の時から渡米する13歳まで私に熱心にピアノを教えて下さった伊藤先生に云われたことです。

 「まきちゃん、音っていうのはただ出せば良いものじゃないのよ。人にあげるプレゼントみたいなものなの。プレゼントって買ったまんまの剥きだしで相手に投げつけたりしないでしょ。(相手が喜んでくれるかな~)とか考えながら綺麗な紙で包んで、リボンとか付けて、そして両手で相手に優しい気持ちで『どうぞ』ってあげるでしょ。音も一つ一つそういう風に出すのよ。それが『心を込める』ということなのよ。」

 周りの評価とか、ノルマとか、収入とか成績とか、そういうゴールに目を据えてしまうと予期せぬ非常事態は障害でしかありません。でも、自分の言動の一つ一つに真心を込めて送り出すということなら、どういう状況下でも求められるのは自分の誠実さだけです。

 今は世界中で芸術活動は極端に限られています。でも、私は子供の頃から一つ一つの音や作品に心を込めるようにずっと練習して来ました。そして、それは演奏だけでなく、生き方にも応用できると思うのです。私は一音一音心を込めて弾くように、一つ一つの言動に心を込めることを今年の抱負にします。

 皆さんの今年の抱負は何ですか?

この記事の英訳はこちらでご覧いただけます


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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平田真希子 D.M.A. (Doctor of Musical Arts)

日本生まれ。香港育ち。ピアノで遊び始めたのは2歳半。日本語と広東語と英語のちゃんぽんでしゃべり始めた娘を「音楽は世界の共通語」と母が励まし、3歳でレッスン開始。13歳で渡米しジュリアード音楽院プレカレッジに入学。18歳で国際的な演奏活動を展開。世界の架け橋としての音楽人生が目標。2017年以降米日財団のリーダーシッププログラムのフェロー。脳神経科学者との共同研究で音楽の治癒効果をデータ化。音楽による気候運動を提唱。Stanford大学の国際・異文化教育(SPICE)講師。

詳しくはHPにて:Musicalmakiko.com




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